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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

シラビソの森【植物】

2008年10月03日
吉野
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スッと縦に伸びるシラビソ、シラビソの森はここが本州最南限であり学術的にも貴重。森の地面にはシットリとしたコケが生い茂る、その中からはシラビソの幼木が顔をのぞかせている。
近畿地方では照葉樹、落葉広葉樹が一般的なので、この森の中を歩くと異国の森を歩いているかのような気分になる。
写真は、大峯山系の中央に位置する明星ヶ岳から頂仙ヶ岳に延びる林中の歩道にて撮影を行った。
(撮影日:平成20年9月17日)



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 皆さんこんにちは、あっという間に訪れた秋に体が追い付いていないアクティブ・レンジャーの木谷です。(衣替えを本格的にしなくては・・・)
さて、今年の秋、環境省では明星ヶ岳から頂仙ヶ岳の間の登山道(通称:レンゲ道)の出入口に案内標識の設置を予定しています。
 標識にはルート上の主要ポイントや目安となる時間を掲載している他、ルート上の植生の情報や歴史を紹介しています。また、利用していただく際に守ってほしいマナーやルールも記載しています。
話しかけても返事をすることがない無愛想な看板(やつ)ですが、登山のお役立ち情報満載です。
 国立公園を訪れた方に少しでも自然を楽しんでいただくと同時に、その自然を大切にする「気持ち」を抱いてもらえればと設置の日を今から楽しみにしています。



設置予定の標識のデザイン。
(明星ヶ岳からレンゲ道に入る歩道の分岐地点のもの)。