吉野熊野国立公園 熊野
355件の記事があります。
2012年03月16日鳥調査(続)|珍しいカモメ【動物】
吉野熊野国立公園 熊野 鎌田遼
こんにちは!
熊野地区担当の鎌田です。
和歌山県那智勝浦町にある宇久井半島で、少し珍しいカモメを見ることができました。

「シロカモメ」です。
北方に生息するカモメの仲間で、西日本であまり見ることができません。
鳥の調査でお世話になっている方によると、
宇久井の近くの漁港でもシロカモメが見られており、これらは同じ個体だと思われます。
宇久井半島でよく見られるカモメの仲間は、「ウミネコ」・「セグロカモメ」・「オオセグロカモメ」の3種類です。

「セグロカモメ」と「オオセグロカモメ」は、大きさ・くちばしの色・足の色は互いによく似ていますが、「オオセグロカモメ」は羽の灰色の部分がより濃くなっています。
カモメの仲間は地味なうえ、互いによく似ているので、見分けるのが難しいですが、大きさ・くちばしの色・足の色など、複数のヒントから種類を調べることができます。
南紀では徐々に日差しも暖かくなってきています。週末にはカモメ=ウォッチングなどはいかがでしょうか?
熊野地区担当の鎌田です。
和歌山県那智勝浦町にある宇久井半島で、少し珍しいカモメを見ることができました。

「シロカモメ」です。
北方に生息するカモメの仲間で、西日本であまり見ることができません。
鳥の調査でお世話になっている方によると、
宇久井の近くの漁港でもシロカモメが見られており、これらは同じ個体だと思われます。
宇久井半島でよく見られるカモメの仲間は、「ウミネコ」・「セグロカモメ」・「オオセグロカモメ」の3種類です。

「セグロカモメ」と「オオセグロカモメ」は、大きさ・くちばしの色・足の色は互いによく似ていますが、「オオセグロカモメ」は羽の灰色の部分がより濃くなっています。
カモメの仲間は地味なうえ、互いによく似ているので、見分けるのが難しいですが、大きさ・くちばしの色・足の色など、複数のヒントから種類を調べることができます。
南紀では徐々に日差しも暖かくなってきています。週末にはカモメ=ウォッチングなどはいかがでしょうか?
2012年02月27日鳥調査【動物】
吉野熊野国立公園 熊野 鎌田遼
こんにちは、熊野地区担当の鎌田です!
南紀では徐々に暖かさも増し、少しずつ春が近づいています。
メジロやウグイスのさえずりも聞こえます。
本日は天気も良く、鳥の調査にはとても楽しい日でした。
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ここ南紀勝浦の宇久井ビジターセンターでは、モニタリングサイト1000里地調査の一環として、鳥とチョウの調査を周年で行っています。モニタリングサイト1000とは、日本全国の里地約1000か所で長期的な調査を継続することにより、自然情報のデータベース化を目的としたものです。詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
http://www.biodic.go.jp/moni1000.html
鳥の調査は、渡りの時期である冬と繁殖期である春のあいだに行っています。
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イソヒヨドリのメス(左)オス(右)です。宇久井周辺では周年見ることができます。オスは青とオレンジの鮮やかな羽色をしています。

上はエサを狙うクロサギです。潮だまりの小魚を狙っているのでしょうか?
下はウミネコです。セグロカモメなどの他の多くのカモメは、春になると北へ渡っていきますが、ウミネコには留まるものもいます。
このほかにも、カモの仲間・チドリの仲間などを見ることができました。
皆さんも、身の回りの野鳥をぜひ探してみてください!
南紀では徐々に暖かさも増し、少しずつ春が近づいています。
メジロやウグイスのさえずりも聞こえます。
本日は天気も良く、鳥の調査にはとても楽しい日でした。
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ここ南紀勝浦の宇久井ビジターセンターでは、モニタリングサイト1000里地調査の一環として、鳥とチョウの調査を周年で行っています。モニタリングサイト1000とは、日本全国の里地約1000か所で長期的な調査を継続することにより、自然情報のデータベース化を目的としたものです。詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
http://www.biodic.go.jp/moni1000.html
鳥の調査は、渡りの時期である冬と繁殖期である春のあいだに行っています。
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イソヒヨドリのメス(左)オス(右)です。宇久井周辺では周年見ることができます。オスは青とオレンジの鮮やかな羽色をしています。

上はエサを狙うクロサギです。潮だまりの小魚を狙っているのでしょうか?
下はウミネコです。セグロカモメなどの他の多くのカモメは、春になると北へ渡っていきますが、ウミネコには留まるものもいます。
このほかにも、カモの仲間・チドリの仲間などを見ることができました。
皆さんも、身の回りの野鳥をぜひ探してみてください!
2012年02月17日熊野川川舟下りとゴミ調査【動物】【植物】【その他】
吉野熊野国立公園 熊野 鎌田遼
こんにちは、熊野地区担当の鎌田です。
熊野川に川舟下りに行ってきました。
台風12号災害による、漂着ゴミの調査が目的です。

熊野川は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。このうち、「川の参詣道」を体験できるアクティビティの1つが、熊野川の川舟下りです。残念ながら現在は台風災害により運休中ですが、再開に向けて周辺の整備が進められています。

(上)今回は川舟の上から川岸の漂着ゴミの調査を行いました。
(中)台風から半年近くがたちますが、まだ多くのゴミが残っています。
(下)川舟下りは、上流側の熊野川町から河口まで、約90分のコースです。写真は終点の新熊野川大橋です。三重県と和歌山県をつないでおり、向かって左側が三重県、右側が和歌山県になります。
はやく美しい熊野川の景観を取り戻せるように、
今回の調査の結果を役立てていきたいと思います!
●付近の動物・植物など

(上)(中)普通種ですが、カルガモとマガモを見ることができました。
時期によってはオシドリがいることもあるそうです。
(下)通称サル岩と言うらしいです。コケがサルの顔のように見えます。こんな形に生えるなんて、不思議ですね。
熊野川に川舟下りに行ってきました。
台風12号災害による、漂着ゴミの調査が目的です。
熊野川は「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。このうち、「川の参詣道」を体験できるアクティビティの1つが、熊野川の川舟下りです。残念ながら現在は台風災害により運休中ですが、再開に向けて周辺の整備が進められています。

(上)今回は川舟の上から川岸の漂着ゴミの調査を行いました。
(中)台風から半年近くがたちますが、まだ多くのゴミが残っています。
(下)川舟下りは、上流側の熊野川町から河口まで、約90分のコースです。写真は終点の新熊野川大橋です。三重県と和歌山県をつないでおり、向かって左側が三重県、右側が和歌山県になります。
はやく美しい熊野川の景観を取り戻せるように、
今回の調査の結果を役立てていきたいと思います!
●付近の動物・植物など

(上)(中)普通種ですが、カルガモとマガモを見ることができました。
時期によってはオシドリがいることもあるそうです。
(下)通称サル岩と言うらしいです。コケがサルの顔のように見えます。こんな形に生えるなんて、不思議ですね。
2012年02月06日オニヒトデ駆除作業【動物】【その他】
吉野熊野国立公園 熊野 鎌田遼
こんにちは、熊野地区担当の鎌田です。
先日は串本海域公園地区で行われているオニヒトデの駆除作業に参加してきました。
オニヒトデとは?
オニヒトデは大きさが40cm以上になる大型のヒトデの仲間で、サンゴを食害することで知られています。近年日本近海でオニヒトデの大発生が相次ぎ、多くのサンゴが死滅する経緯がありました。串本海域公園地区も2004年に大発生を経験し、以降予断を許さない現状です。地域のダイビングショップの方々と一緒に、環境省と串本町では、サンゴ礁生態系保全のため、オニヒトデ等のサンゴ食生物の駆除を定期的に実施しています。
当日朝の気温は2~3℃、一方で水温は18℃前後でした。
作業に向かう船の上よりも、水中のほうが暖かかったです。

(上)オニヒトデの食害を受けると、サンゴが白化します。サンゴの隙間などに隠れているオニヒトデは見つけにくいため、白化したサンゴを目印にして探します。
(中)オニヒトデのトゲには強い毒があるので、はさみなどを使って注意深く作業する必要があります。
(下)ウミガメも見ることができました。体格がたくましいアカウミガメではなく、体格がスリムなアオウミガメでしょうか。肉眼で見ても、体色は青黒かったように記憶しています。

(上)当日は33個体のオニヒトデを駆除しました。大きさを測定し、今後の駆除作業と発生状況の監視に役立てます。
(下)ちびオニヒトデです。これだけ小さいと見つけるのも難しいです。

多くの人の手によって串本の海が守られていることを実感できた一日でした。
また機会を見て、作業に参加したいと思います。
先日は串本海域公園地区で行われているオニヒトデの駆除作業に参加してきました。
オニヒトデとは?
オニヒトデは大きさが40cm以上になる大型のヒトデの仲間で、サンゴを食害することで知られています。近年日本近海でオニヒトデの大発生が相次ぎ、多くのサンゴが死滅する経緯がありました。串本海域公園地区も2004年に大発生を経験し、以降予断を許さない現状です。地域のダイビングショップの方々と一緒に、環境省と串本町では、サンゴ礁生態系保全のため、オニヒトデ等のサンゴ食生物の駆除を定期的に実施しています。
当日朝の気温は2~3℃、一方で水温は18℃前後でした。
作業に向かう船の上よりも、水中のほうが暖かかったです。

(上)オニヒトデの食害を受けると、サンゴが白化します。サンゴの隙間などに隠れているオニヒトデは見つけにくいため、白化したサンゴを目印にして探します。
(中)オニヒトデのトゲには強い毒があるので、はさみなどを使って注意深く作業する必要があります。
(下)ウミガメも見ることができました。体格がたくましいアカウミガメではなく、体格がスリムなアオウミガメでしょうか。肉眼で見ても、体色は青黒かったように記憶しています。

(上)当日は33個体のオニヒトデを駆除しました。大きさを測定し、今後の駆除作業と発生状況の監視に役立てます。
(下)ちびオニヒトデです。これだけ小さいと見つけるのも難しいです。
多くの人の手によって串本の海が守られていることを実感できた一日でした。
また機会を見て、作業に参加したいと思います。
2012年01月19日カモ・カモメ・モンガラカワハギ【動物】
吉野熊野国立公園 熊野 鎌田遼
あけましておめでとうございます、熊野地区担当の鎌田です。
冬鳥の季節になりました。宇久井半島にもカモが越冬に来ています。浜辺で一番よく見られるのが、ヒドリガモです。

頭が緑色のアメリカヒドリもいます。毎年必ず一羽だけヒドリガモの群れに混じっているらしく、おそらく同じ個体なのでしょう。来年も来てくれたらうれしいです!

カモメも来ています。セグロカモメの他にも、オオセグロカモメ、ウミネコなども見ることができます。
漂着おさかなシリーズ|モンガラカワハギ科

那智勝浦町で見つけました。形はカワハギタイプです。明瞭なウロコがあることから、モンガラカワハギの仲間と分かります。大きさは5 cmほど。割合大きくなるグループですので写真のものはまだ幼魚です。
種名は、「キヘリモンガラ」または「ゴマモンガラ」のようです。これらの幼魚はとてもよく似ていますが、模様のパターン少し違います。しかしながら、写真のものは干からびて退色しており、どちらかは判断できませんでした。
モンガラカワハギの仲間は派手な色合いのものが多く、“ピカソフィッシュ”などと呼ばれることがあります。一部の種類は子育て中に神経質になり、ダイバーに襲い掛かってくるそうです。大きなモンガラカワハギを見つけたら、そっとしておいてあげてくださいね☆
冬鳥の季節になりました。宇久井半島にもカモが越冬に来ています。浜辺で一番よく見られるのが、ヒドリガモです。

頭が緑色のアメリカヒドリもいます。毎年必ず一羽だけヒドリガモの群れに混じっているらしく、おそらく同じ個体なのでしょう。来年も来てくれたらうれしいです!

カモメも来ています。セグロカモメの他にも、オオセグロカモメ、ウミネコなども見ることができます。
漂着おさかなシリーズ|モンガラカワハギ科

那智勝浦町で見つけました。形はカワハギタイプです。明瞭なウロコがあることから、モンガラカワハギの仲間と分かります。大きさは5 cmほど。割合大きくなるグループですので写真のものはまだ幼魚です。
種名は、「キヘリモンガラ」または「ゴマモンガラ」のようです。これらの幼魚はとてもよく似ていますが、模様のパターン少し違います。しかしながら、写真のものは干からびて退色しており、どちらかは判断できませんでした。
モンガラカワハギの仲間は派手な色合いのものが多く、“ピカソフィッシュ”などと呼ばれることがあります。一部の種類は子育て中に神経質になり、ダイバーに襲い掛かってくるそうです。大きなモンガラカワハギを見つけたら、そっとしておいてあげてくださいね☆
2011年12月26日○○の恩返し?【動物】
吉野熊野国立公園 熊野 鎌田遼
こんにちは!
熊野地区担当の鎌田です。年末も近づいてきましたね。
先日宇久井半島で水鳥の調査をしていたところ、浜に茶色い物体が漂着しているのを見つけました。双眼鏡で見てみると、どうやらサメみたい。
種類を確認しようと近づいてみると、なんとまだ生きていました!寒さで動けなくなり、打ち上げられたのでしょうか?

ネコザメ目ネコザメ科ネコザメ属「ネコザメ」です。サメとはいっても、どう猛ではなく、主に貝などを食べます。見つけたものは体長50cm位でした。眼の上のでっぱりが、ネコの耳らしいです。
とぼけた顔が、ダイバーやアクアリストにも人気です。

手早く写真を撮ったあとは、ネコザメは海へ返しました。
しばらく岸でうろうろしていましたが、無事深みへ泳いで行けたでしょうか。

年末のちょっとした珍事でした☆
それでは、皆様もよいお年をお過ごしください!
熊野地区担当の鎌田です。年末も近づいてきましたね。
先日宇久井半島で水鳥の調査をしていたところ、浜に茶色い物体が漂着しているのを見つけました。双眼鏡で見てみると、どうやらサメみたい。
種類を確認しようと近づいてみると、なんとまだ生きていました!寒さで動けなくなり、打ち上げられたのでしょうか?

ネコザメ目ネコザメ科ネコザメ属「ネコザメ」です。サメとはいっても、どう猛ではなく、主に貝などを食べます。見つけたものは体長50cm位でした。眼の上のでっぱりが、ネコの耳らしいです。
とぼけた顔が、ダイバーやアクアリストにも人気です。

手早く写真を撮ったあとは、ネコザメは海へ返しました。
しばらく岸でうろうろしていましたが、無事深みへ泳いで行けたでしょうか。

年末のちょっとした珍事でした☆
それでは、皆様もよいお年をお過ごしください!
2011年12月16日「楯ヶ崎ウォーク!」開催しました!【イベント】【植物】【動物】
吉野熊野国立公園 熊野 鎌田遼
こんにちは!
熊野地区担当の鎌田です。
暖かい気候の南紀でも、さすがに朝晩の寒さがつらい時期になってきました。海ではイセエビ漁が最盛期です。
さて、先日自然ふれあい行事「楯ヶ崎ウォーク!」が開催されました。
紹介記事
http://c-kinki.env.go.jp/blog/2011/11/1337.html
当日は雲一つ無く、歩いていると暑いくらいでした。

木々に囲まれた遊歩道では、シマサルナシの実や、大きなシダのリュウビンタイなどが見られます。なだらかなアップダウンが続き、ちょうど良い運動になるコースです。

一時間ほど歩くと、目の前に楯ヶ崎と太平洋の眺望が広がります!岩の割れ目の水たまりでは、トンボの仲間が繁殖している様子を見ることができますよ。

集団越冬するオオキンカメムシも見ることができました!
まだ気温が比較的暖かいためか、2~3匹くらいしか集まっていませんでした。ヤブツバキの葉が好きなようです。
足の達者な参加者の方が多く、無事にイベントを終えることができました!
一人ではなかなか行く機会がなく、参加することが出来てよかったという言葉を皆さんからいただきました。
機会がありましたら、読者の皆さんも楯ヶ崎に足を運んでみてください!
熊野地区担当の鎌田です。
暖かい気候の南紀でも、さすがに朝晩の寒さがつらい時期になってきました。海ではイセエビ漁が最盛期です。
さて、先日自然ふれあい行事「楯ヶ崎ウォーク!」が開催されました。
紹介記事
http://c-kinki.env.go.jp/blog/2011/11/1337.html
当日は雲一つ無く、歩いていると暑いくらいでした。
木々に囲まれた遊歩道では、シマサルナシの実や、大きなシダのリュウビンタイなどが見られます。なだらかなアップダウンが続き、ちょうど良い運動になるコースです。
一時間ほど歩くと、目の前に楯ヶ崎と太平洋の眺望が広がります!岩の割れ目の水たまりでは、トンボの仲間が繁殖している様子を見ることができますよ。
集団越冬するオオキンカメムシも見ることができました!
まだ気温が比較的暖かいためか、2~3匹くらいしか集まっていませんでした。ヤブツバキの葉が好きなようです。
足の達者な参加者の方が多く、無事にイベントを終えることができました!
一人ではなかなか行く機会がなく、参加することが出来てよかったという言葉を皆さんからいただきました。
機会がありましたら、読者の皆さんも楯ヶ崎に足を運んでみてください!
2011年12月07日子どもパークレンジャー開催!【イベント】
吉野熊野国立公園 熊野 鎌田遼
こんにちは!
熊野地区担当の鎌田です。
三重県大台町の大杉谷渓谷にて、『子どもパークレンジャー「五感で遊ぼう!」子ども自然体験プロジェクト』が開催されました。1泊2日の日程で、スギ林の間伐や大杉谷の登山などを体験しました。
※子どもパークレンジャーとは…
子どもたちが国立公園の自然保護官(パークレンジャー)の活動を体験しながら自然にふれあい、自然保護や環境保全の大切さを学ぶ活動です。毎年全国の国立公園で様々なイベントが実施されています。詳しくは以下のURLのリンクをご覧ください。
http://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/
一日目は、地元の林業家の方をお招きして、森林保全活動を体験しました。
スギ人工林の間伐体験を通して、山と里の昔からのつながりや、古くから人々が木や山を敬い大切にしてきたことを学びました。

ご飯も自分たちで作ります。
メニューは、ごはんと豚汁、魚の塩焼き。
みんな残さず、ペロリと食べてしまいました。
ご飯の後は、自然や国立公園に関するゲームで遊びました。

2日目は、大杉谷登山です。
大杉谷は、巨大な岩と滝が連続する美しい谷で、日本三大渓谷の一つとされています。道は険しいですが、頑張りが報われるような絶景を見ることができます。

今回は登山道の一部を体験しただけでしたが、奥にはもっと素晴らしい景色が広がっています。参加した子どもたちが大きくなったら、ここから先を体験しにまた来て欲しいです。
熊野地区担当の鎌田です。
三重県大台町の大杉谷渓谷にて、『子どもパークレンジャー「五感で遊ぼう!」子ども自然体験プロジェクト』が開催されました。1泊2日の日程で、スギ林の間伐や大杉谷の登山などを体験しました。
※子どもパークレンジャーとは…
子どもたちが国立公園の自然保護官(パークレンジャー)の活動を体験しながら自然にふれあい、自然保護や環境保全の大切さを学ぶ活動です。毎年全国の国立公園で様々なイベントが実施されています。詳しくは以下のURLのリンクをご覧ください。
http://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/
一日目は、地元の林業家の方をお招きして、森林保全活動を体験しました。
スギ人工林の間伐体験を通して、山と里の昔からのつながりや、古くから人々が木や山を敬い大切にしてきたことを学びました。

ご飯も自分たちで作ります。
メニューは、ごはんと豚汁、魚の塩焼き。
みんな残さず、ペロリと食べてしまいました。
ご飯の後は、自然や国立公園に関するゲームで遊びました。

2日目は、大杉谷登山です。
大杉谷は、巨大な岩と滝が連続する美しい谷で、日本三大渓谷の一つとされています。道は険しいですが、頑張りが報われるような絶景を見ることができます。

今回は登山道の一部を体験しただけでしたが、奥にはもっと素晴らしい景色が広がっています。参加した子どもたちが大きくなったら、ここから先を体験しにまた来て欲しいです。
2011年11月16日楯ヶ崎ウォーキングイベント紹介【イベント】
吉野熊野国立公園 熊野 鎌田遼
こんにちは!
熊野地区担当の鎌田です。
来る12月11日に、熊野市楯ヶ崎(たてがさき)にて自然観察・ウォーキングイベントを開催します!
行事名:楯ヶ崎ウォーク!
日時:平成23年12月11日(日)10:00~15:00
場所:三重県熊野市甫母 楯ヶ崎(地図参照)
講師:熊野自然保護連絡協議会 瀧野 秀二氏・南 敏行氏
参加費:100円 (保険代)
定員:20名
持ち物:動きやすい服装・運動ぐつ・帽子・タオル・昼食・飲み物(カメラや双眼鏡があればより楽しむことができます!)
申し込み:熊野自然保護官事務所に電話で申し込む (Tel: 0735-22-0342、平日17:00まで、12月8日(木) 締切)
チラシ→http://c-kinki.env.go.jp/to_2011/data/1124b_1.pdf
~~楯ヶ崎とは~~
三重県熊野市甫母にある(地図1)、海上に突き出した巨大な柱状節理(ちゅうじょうせつり)の岩塊です。切り立った姿が、まるで盾を思わせることからこの名前がついたそうです(写真1)。スダジイ(写真2)の巨木群をはじめ、貴重な動植物が残されています。

地図1

写真1:楯ヶ崎の眺め

写真2:スダジイの葉とどんぐり(写真のスダジイは宇久井半島のものです)
熊野地区担当の鎌田です。
来る12月11日に、熊野市楯ヶ崎(たてがさき)にて自然観察・ウォーキングイベントを開催します!
行事名:楯ヶ崎ウォーク!
日時:平成23年12月11日(日)10:00~15:00
場所:三重県熊野市甫母 楯ヶ崎(地図参照)
講師:熊野自然保護連絡協議会 瀧野 秀二氏・南 敏行氏
参加費:100円 (保険代)
定員:20名
持ち物:動きやすい服装・運動ぐつ・帽子・タオル・昼食・飲み物(カメラや双眼鏡があればより楽しむことができます!)
申し込み:熊野自然保護官事務所に電話で申し込む (Tel: 0735-22-0342、平日17:00まで、12月8日(木) 締切)
チラシ→http://c-kinki.env.go.jp/to_2011/data/1124b_1.pdf
~~楯ヶ崎とは~~
三重県熊野市甫母にある(地図1)、海上に突き出した巨大な柱状節理(ちゅうじょうせつり)の岩塊です。切り立った姿が、まるで盾を思わせることからこの名前がついたそうです(写真1)。スダジイ(写真2)の巨木群をはじめ、貴重な動植物が残されています。

地図1
写真1:楯ヶ崎の眺め

写真2:スダジイの葉とどんぐり(写真のスダジイは宇久井半島のものです)
先日は和歌山県主催のジオパーク講習会に参加してきました。
※ジオパークとは?
ジオパークとは、ジオ(地球)に親しみ、その成り立ちやしくみを学ぶことのできる自然の公園のことです。地質や地形に関連する名所(=ジオサイト)の集まりが、ジオパークにあたります。現在、日本国内で20の地域が日本ジオパークに、また、5の地域が世界ジオパークに指定されています。
多くの名所がある和歌山県では、4年後の世界ジオパーク認定を目指してさまざまな取り組みが始められています。
和歌山県と三重県にまたがる吉野熊野国立公園には、たくさんの地質・地形に関する名所があります。ジオパーク活動が盛り上がっていることにちなみ、「よしくま」の地質名所を2回に渡って紹介したいと思います。
今回は三重県編です。
① 須賀利大池(三重県尾鷲市)
三重県尾鷲市の須賀利には、大池・小池と呼ばれる2つの湖があります。このうち大池は、海面変動にともない海とつながったり断絶されたりしてきた、海跡湖であるといわれています。湖底を調べることで、過去の海面や津波の様子などが分かるそうです。また、大池にあるハマナツメの最北群落は国の天然記念物に指定されています。(写真は鹿によるハマナツメの食害防止のためにネットをはっている様子です)
② 楯ヶ崎(三重県熊野市)
海から飛び出した岸壁には巨大な柱状節理が発達しています。また、スダジイの巨木群や、オオキンカメムシなど、さまざまな生物を観察できます。写真は昨年に熊野自然保護官事務所が実施したウォーキングイベントの様子です。手前が千畳敷・奥が楯ヶ崎になります。
ウォーキング&自然観察イベント「楯ヶ崎ウォーク!」の様子はこちら→http://c-kinki.env.go.jp/blog/2011/12/1346.html
③ 鬼ヶ城(三重県熊野市)
鬼ヶ城は七里御浜の北隣に位置する奇岩です。太古の巨大な火山である熊野カルデラが噴火した際に生じた火砕流が冷えて固まってできた岩石で構成されています。岩石の粒を目を凝らしてみてみると、小さなガーネットの原石が埋まっていることがあります。
みなさまも、南紀にお越しの際は、すこし趣向を変えて「地質」や「地形」に注目してみてはいかがでしょうか?次回は和歌山県の名所を紹介します!