ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年10月15日秋の散策におすすめの絶景スポット

山陰海岸国立公園 竹野 派谷 尚美

 皆さま、こんにちは。竹野自然保護官事務所の派谷です。

 風が心地よく、外を歩くのにちょうど良い季節となりました。関東地方出身の私には山陰地方の秋は初体験です。日々、自然の豊かさ、美しさに感動しながら散策を楽しんでいます。

 今日は秋の散策におすすめの場所として、山陰海岸国立公園内にある兜山 (かぶとやま) の様子をご紹介いたします。

紅葉の頃の兜山

 兜山は京都府京丹後市久美浜町にある、標高191.7mの山です。流紋岩の溶岩からできた溶岩円頂丘で、その形が武士の兜に似ているところから名付けられています。

兜山の舗装された登山道

 兜山山頂への道は舗装されているので歩きやすく、ゆっくりと歩いて45分程で絶景を味わえる、山陰海岸国立公園内のおすすめスポットの一つです。

地面に落ちている栗

 この時期は、ススキ、栗、キノコなど秋を感じさせる光景を至る所で目にします。

登山道の途中で見られる久美浜湾の景色

 山頂までの道の途中で木々の開けた場所があり、久美浜湾を見下ろすことができます。久美浜湾は、日本海と砂嘴 (さす) で隔てられた内湾で、カキの養殖が盛んです。

 日頃あまり歩かない方は、坂道がややきつく感じられるかも知れません。無理のないように、休みながらゆっくりと登ってみてください。山頂では絶景が待っています。

兜山山頂からの眺め

 こちらが山頂からの眺めです。久美浜湾と小天橋 (しょうてんきょう)、日本海を一望できます。

兜山山頂に設置されている展望デッキ

 山頂には展望デッキがあり、雄大な景色を落ち着いて楽しむことができます。

 写真には収め切れない景色の素晴らしさ、植物や土の匂い、虫や鳥の鳴き声など、現地でなければ体感できない魅力がたくさんありますので、ぜひ兜山に足を運んでいただけたらと思います。

参考情報

兜山は、京丹後市久美浜町甲山にあります。

※山頂の展望台までは車で登ることができません。

最寄駅は京都丹後鉄道宮豊線かぶと山駅です。

周辺には久美浜湾、丹後砂丘、城崎温泉などの観光スポットがありますので、併せて訪れていただくと、山陰海岸の様々な魅力をさらに味わうことができます。

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2018年10月05日【告知】こうべ森の文化祭2018

瀬戸内海国立公園 神戸 高橋明子

 みなさん、こんにちは。神戸自然保護官事務所の高橋です。

 今年の夏はいくつもの台風が日本列島を通過していきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

被害にあわれた地域では、いち早く普段の生活に戻れるようお見舞い申し上げます。

 神戸自然保護官事務所管内では、いくつかの観察会が中止になりました。今回、告知する「こうべ森の文化祭」も昨年度は台風の影響で中止になり、今年度は準備段階から常に天候の話題が持ち上がっています。

「こうべ森の文化祭」は、六甲山で活動する市民団体や行政が一堂に会し、普段の活動紹介や、自然に関する工作・観察会といったワークショップを開催しています。神戸自然保護官事務所もブースを出展し、自然物を使った工作や、外来生物の説明を行う予定です。また、レンジャー服の試着もできますので、記念撮影をしてみてはいかがでしょうか?ほかのブースの紹介や、詳しい内容については、添付の資料をご覧下さい。

 小さいお子さんから、大人の方まで楽しめるイベントになっていますので、ぜひ皆さんでご参加下さい。会場までのアクセスはバスか自家用車になりますが、駐車場には限りがありますので、できる限り公共交通機関での来場をお願いします。また、新神戸駅や元町駅から2時間ほどのハイキングで会場に着くこともできますので、この機会にぜひ六甲山を様々な角度からお楽しみ頂ければと思います。

こうべ森の文化祭2016の様子(再度公園 10/30)

こうべ森の文化祭2016テント出展の様子(再度公園10/30)

一昨年度の様子

こうべ森の文化祭2018チラシ

kobe.f.events.pdf

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2018年09月30日大台ヶ原の秋の訪れ

吉野熊野国立公園 吉野 小川 遥

 皆さま、こんにちは。吉野自然保護官事務所の小川です。

涼しい風が吹き、日が暮れる頃には鈴虫の鳴き声が聞こえ、町中でもだいぶ秋らしさを感じる頃となりました。1年を通して旬の味覚を味わいたい私にとって、特に食指が動く季節でもあります。さんま、きのこ、栗、さつまいもなど魅力的な味覚がたくさん並ぶなか、いかに効率よくどれも逃さず、美味しく食べていくかを考えるだけで楽しい日々です。

 さて、山の秋は麓よりも少し早くやってきております。大台ヶ原ドライブウェイ沿いにはススキの穂が茂り、山中でも紅葉し始めた木々が少しずつ見られるようになりました。(※例年大台ヶ原の紅葉は10月中旬頃からになりますが、色づき具合はその時の天候によって差があります)

 本格的な紅葉はこれからになりますが、徐々に秋の色が深まっていく、この時期ならではの山の風景を楽しむことができます。

 なお、大台ヶ原は平地より10度程気温が低く(天候等により変動あり)、これから更に寒さが増していきます。雨具や防寒具などの備えを確認の上、お越し下さい。

ススキ群生(大台ヶ原ドライブウェイ沿い)2018年10月1日撮影

シロヤシオの色づき(正木峠付近から日出ヶ岳)2018年9月28日撮影

ススキ群生(大台ヶ原ドライブウェイ沿い)

シロヤシオの色づき(正木峠付近から日出ヶ岳)

 また、吉野自然保護官事務所では、旬の大台ヶ原をより堪能していただける自然観察会を予定しております。大台ヶ原で活動するパークボランティアから、東大台にまつわる話を深く知ることができる、今シーズン最後の機会となります。皆さま、是非ご参加ください。大台ヶ原で待っております☆

5月観察会の様子(尾鷲辻~牛石ヶ原)平成30年5月4日撮影

7月の観察会の様子(正木峠付近)平成30年7月22日撮影

5月の観察会の様子(尾鷲辻~牛石ヶ原)

7月の観察会の様子(正木峠付近)

☆吉野熊野国立公園 大台ヶ原地区自然観察会☆

日程: 10月7日(日)

詳しくはHP(http://kinki.env.go.jp/to_2018/post_123.html)をご覧下さい♪

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2018年09月07日この日何の日

吉野熊野国立公園 青谷 克哉

Q「なぜ、あなたはエベレストに登りたいのですか?」

A「そこにエベレストがあるから。」

登山家のジョージ・マロリー氏が言ったとされる有名な台詞です。日本では「そこに山があるから。」で知られていると思います。山に登るのも良いですが、遠くから眺める方が好きな吉野自然保護官事務所の青谷でございます。

さて、既に過ぎてしまったのですが、8月11日は国民の祝日「山の日」でした。平成28年から新たに祝日として加わった「山の日」。海の日の親戚のように聞こえる「山の日」とは、そもそもなんぞや?という人もいるのではと思い、僭越ながら今回は「山の日」について少しだけ紹介をさせていただきます。

山の日とは、国民の祝日に関する法律によりますと、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。」とあります。吉野自然保護官事務所管内には大台ヶ原や大峰山系、近畿地方環境事務所管内まで広げれば那智山や六甲山などが加わり、国立公園外を見渡せば、ご近所には金剛山、葛城山など山は身近に沢山存在しています。それもそのはずで、日本は国土の7割ほどが山地となっているのです。半分以上が山!これは、山と関わらないというのは不可能です。

奈良県天川村 弥山の国見八方覗きからの風景                弥山の国見八方睨からの風景(大峰山)

 古来より、人は山から様々な恵をいただいてきました。薪や建材など木材としての木、キノコや山菜、獣肉などの食料。また、水源地は山に多く、その水は川になり田畑と私達の喉を潤します。登山などのアクティビティを楽しめる場としての利用もあります。

 他にも、信仰や修行の場にもなったり、神様の逸話や妖怪話などなど、人は山や自然に対し畏敬、畏怖の念を持ってきました。

 山中の森林や頂上からの眺めは神秘的であり、荘厳な雰囲気を醸し出しているものもあるので、そのような念を抱くことに疑問はありません。私がこの地に着任以来1番素晴らしいと感じた風景は、山上ヶ岳から見た日の出でした。

山上ヶ岳日の出

               山上ヶ岳宿坊近くからの風景(大峰山)

やはり、山からの日の出は登ってみて実際に見ていただきたいです。

 このように、我々は海と同じく山とも切っても切れない縁で繋がっていると言えるでしょう。来年の「山の日」には、そんな山に対して少しでも思いを馳せていただければと思います。

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