吉野熊野国立公園 熊野
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2009年11月27日はるばるようこそ! 【動物】
吉野熊野国立公園 熊野 畝井良幸
先日、当所へ地元の保健所から「串本町にタンチョウらしき野鳥が飛来している」との情報がありました。本来北海道に生息しているタンチョウが本州最南端にいたら、一大ニュース!ということで、早速地元の日本野鳥の会の方に確認を依頼しました。
その結果は。。こちらです↓

コウノトリ コウノトリ科
和歌山県古座川町に飛来しました。野鳥の会の方にお聞きしたところ、紀南地域では約25年ぶりのコウノトリの飛来だそうです。
さてコウノトリの羽についている青と緑の模様は、何か分かりますでしょうか。 これはコウノトリの羽根模様という訳ではなく、個体識別のためのマーキング模様です。調べたところ、兵庫県豊岡市にあるコウノトリの郷公園から先月31日に放鳥された4歳の雌ということが分かりました。
コウノトリの野生復帰に関する記事は次をご覧下さい:http://c-kinki.env.go.jp/blog/2006/09/11/index.html
タンチョウほどの話題性はないかもしれませんが、ここを気に入ってくれた?(こちらに来て10日近く経ちました)この来訪者をしばらく見守っていきたいと思います。
その結果は。。こちらです↓
コウノトリ コウノトリ科
和歌山県古座川町に飛来しました。野鳥の会の方にお聞きしたところ、紀南地域では約25年ぶりのコウノトリの飛来だそうです。
さてコウノトリの羽についている青と緑の模様は、何か分かりますでしょうか。 これはコウノトリの羽根模様という訳ではなく、個体識別のためのマーキング模様です。調べたところ、兵庫県豊岡市にあるコウノトリの郷公園から先月31日に放鳥された4歳の雌ということが分かりました。
コウノトリの野生復帰に関する記事は次をご覧下さい:http://c-kinki.env.go.jp/blog/2006/09/11/index.html
タンチョウほどの話題性はないかもしれませんが、ここを気に入ってくれた?(こちらに来て10日近く経ちました)この来訪者をしばらく見守っていきたいと思います。
2009年11月19日今頃? 【植物】
吉野熊野国立公園 熊野 畝井良幸
近畿でも各地の日記で寒さの便りが届けられていて、先日吉野からの日記の中に寒さに負けない虫たちの紹介がありましたが、熊野からはこの寒さの中でも咲き誇っている植物についてご紹介したいと思います。
こちらが、寒さの中でも元気に咲き誇っているアサガオの仲間の植物です。

オーシャンブルー ヒルガオ科
アサガオよりも濃い青色の印象を受けます。一面に繁茂して、咲いていました。
アサガオといえば夏を連想する方が多いと思いますが、このオーシャンブルーは年中開花する季節感を感じ得ない植物なのです。本種は外来種※で、ここ熊野地域の日当たりの良い場所のあちらこちらによく見られます。
宇久井ビジターセンターでは、9月にオーシャンブルーを使って、草花染め体験を催しました。

花びらを用いて染めますが、きれいな桃色に染まります。
桜や紅葉などの四季の移ろいを感じさせてくれる植物は魅力的ですが、いつも咲いている植物も、花が少なくなる冬の時期に活気を与えてくれている気がします。
※外来種・・・元々生息育していない地域に、他の地域から持ち込まれた動植物のこと
こちらが、寒さの中でも元気に咲き誇っているアサガオの仲間の植物です。
オーシャンブルー ヒルガオ科
アサガオよりも濃い青色の印象を受けます。一面に繁茂して、咲いていました。
アサガオといえば夏を連想する方が多いと思いますが、このオーシャンブルーは年中開花する季節感を感じ得ない植物なのです。本種は外来種※で、ここ熊野地域の日当たりの良い場所のあちらこちらによく見られます。
宇久井ビジターセンターでは、9月にオーシャンブルーを使って、草花染め体験を催しました。
花びらを用いて染めますが、きれいな桃色に染まります。
桜や紅葉などの四季の移ろいを感じさせてくれる植物は魅力的ですが、いつも咲いている植物も、花が少なくなる冬の時期に活気を与えてくれている気がします。
※外来種・・・元々生息育していない地域に、他の地域から持ち込まれた動植物のこと
2009年11月12日宇久井ビジターセンター3周年記念 【イベント】
吉野熊野国立公園 熊野 畝井良幸
これまで何度もAR日記にとりあげてきましたので、既に皆さんに認知されている事を期待したい「宇久井ビジターセンター」ですが、今年開館3周年を迎えました!まだ地元でも知らない方がいらっしゃるので、認知度の向上が課題です。
このビジターセンター開設3周年、またこの施設の管理に協力している宇久井海と森の自然塾運営協議会の結成5周年を記念して、今月28日に宇久井ビジターセンターにて「宇久井半島祭り ”見る・食べる・体験する”~宇久井半島を舞台にお祭りだ!~」を開催します!
チラシこちら↓

竹とんぼやミニすだれ作りの工作、うどんや焼き芋の食べ物作り、草花染めやウオーク等の自然を生かした体験活動など、大変盛りだくさんのプログラムが予定されています。(ウオーク体験は休暇村南紀勝浦の無料入浴券が、参加賞として付いていて特にお勧めです!)
また、体験プログラムの他に、地元の婦人会や青年会による民謡踊りや獅子舞の実演、豪華賞品が当たる福引きなど、目白押しの内容が企画されています。
私も館内展示の方で、日頃行っている自然調査の結果を多くの方々にご覧頂けるようにと展示物の作業等、準備に励んでおります。
是非この機会に、お祭り気分で楽しく宇久井半島の自然に触れ合ってみてはいかがでしょうか。
本イベントについてのお問い合せ:宇久井ビジターセンター0735-54-2510まで
このビジターセンター開設3周年、またこの施設の管理に協力している宇久井海と森の自然塾運営協議会の結成5周年を記念して、今月28日に宇久井ビジターセンターにて「宇久井半島祭り ”見る・食べる・体験する”~宇久井半島を舞台にお祭りだ!~」を開催します!
チラシこちら↓

竹とんぼやミニすだれ作りの工作、うどんや焼き芋の食べ物作り、草花染めやウオーク等の自然を生かした体験活動など、大変盛りだくさんのプログラムが予定されています。(ウオーク体験は休暇村南紀勝浦の無料入浴券が、参加賞として付いていて特にお勧めです!)
また、体験プログラムの他に、地元の婦人会や青年会による民謡踊りや獅子舞の実演、豪華賞品が当たる福引きなど、目白押しの内容が企画されています。
私も館内展示の方で、日頃行っている自然調査の結果を多くの方々にご覧頂けるようにと展示物の作業等、準備に励んでおります。
是非この機会に、お祭り気分で楽しく宇久井半島の自然に触れ合ってみてはいかがでしょうか。
本イベントについてのお問い合せ:宇久井ビジターセンター0735-54-2510まで
2009年10月30日秋の風物詩 【動物】
吉野熊野国立公園 熊野 畝井良幸
日に日に夜の時間が長くなってきていますが、その秋の深まりを身近な生き物からも感じられるようになりました。
先日から、室内にいてもけたたましいBGMを耳にするようになりました。
その発生源はこちらです。↓

この鳥はモズで、餌となる昆虫やカエルなどの餌をついばむために、くちばしの先が鋭くなっています。
「キィキィキィ・・・」とかなりの剣幕で鳴いていました。
モズは、秋頃を迎えると高鳴きと呼ばれる上述したような鳴き方をするようになります。これはなわばりを主張するために行い、モズは1羽ずつ自分たちのなわばりを持つので、雌雄に関係無く行います。
餌が少なくなる冬に向けてのあの鳴き声からは、越冬への必死さを感じずにはいられません。
先日から、室内にいてもけたたましいBGMを耳にするようになりました。
その発生源はこちらです。↓
この鳥はモズで、餌となる昆虫やカエルなどの餌をついばむために、くちばしの先が鋭くなっています。
「キィキィキィ・・・」とかなりの剣幕で鳴いていました。
モズは、秋頃を迎えると高鳴きと呼ばれる上述したような鳴き方をするようになります。これはなわばりを主張するために行い、モズは1羽ずつ自分たちのなわばりを持つので、雌雄に関係無く行います。
餌が少なくなる冬に向けてのあの鳴き声からは、越冬への必死さを感じずにはいられません。
2009年10月23日通行止め情報 【その他】
吉野熊野国立公園 熊野 畝井良幸
近頃すっかり日が短くなり秋もたけなわで、さわやかな秋晴れの日々が続いています。秋晴れの日はとても気持ちの良い陽気なので、野外に出て散策を楽しもうと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。その様な方々にご注意頂きたい情報をお知らせします。
先日大型の台風がここ熊野地域を直撃したことは前回の日記でも触れました。その影響が世界遺産に登録されている熊野古道に及び、現在一部区間において通行できない状態となっています。
また吉野熊野国立公園の自然歩道においても被害を受けた地域があります。以前3月の日記でもご紹介しました千穂ヶ峯の尾根を散策する歩道です。
http://c-kinki.env.go.jp/blog/2009/03/10/index.html
現在倒木による危険のため、この千穂ヶ峯歩道が通行止めとなっています。(神倉神社からゴトビキ岩に至る道は通行できます。)


通行止めのため、各入口にはロープを張っています。
行楽シーズンではありますが、ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。
先日大型の台風がここ熊野地域を直撃したことは前回の日記でも触れました。その影響が世界遺産に登録されている熊野古道に及び、現在一部区間において通行できない状態となっています。
また吉野熊野国立公園の自然歩道においても被害を受けた地域があります。以前3月の日記でもご紹介しました千穂ヶ峯の尾根を散策する歩道です。
http://c-kinki.env.go.jp/blog/2009/03/10/index.html
現在倒木による危険のため、この千穂ヶ峯歩道が通行止めとなっています。(神倉神社からゴトビキ岩に至る道は通行できます。)
通行止めのため、各入口にはロープを張っています。
行楽シーズンではありますが、ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。
2009年10月16日幻の滝 【その他】
吉野熊野国立公園 熊野 畝井良幸
皆さんもご存じの通り、台風18号が日本列島を縦断し、日本各地で大きな爪痕を残しました。ここ熊野は台風の直撃を受け、暴風雨が吹き荒れました。最も接近した時間は夜中だったのですが、もの凄い風音がしてなかなか安眠出来ませんでした。
多分に漏れず宇久井ビジターセンター周辺の園地も大きな被害を受けました。太い木々や竹が倒れたり、あちらこちらで枝や葉が散乱したりと、通過後は無惨な跡が残されました。しかし普段からビジターセンター周辺の管理をして下さっている宇久井海と森の自然塾運営協議会の方々のご協力によって、すぐ元通りに利用できるようになりました。(自然塾の皆さん、本当にありがとうございました。)
しかし台風が残していったものは、この様な困ったものだけではありませんでした。台風の翌日ビジターセンター周辺の散策路にある松尾展望広場へ巡視に行った際に、どこからか耳慣れない音が聞こえてきました。何かと思って辺りを見回し、視線が向かいの崖に移った瞬間、いつもとは違う光景が目に飛び込んできました。
普段は存在しない滝が出現していたのです!

大量の水が海岸線の崖から海へと流れ込み、滝が出来ていました。水量が多く、一時的なものとは感じられない程、見事な滝でした。自然の驚異を改めて感じさせられたひとときでした。
多分に漏れず宇久井ビジターセンター周辺の園地も大きな被害を受けました。太い木々や竹が倒れたり、あちらこちらで枝や葉が散乱したりと、通過後は無惨な跡が残されました。しかし普段からビジターセンター周辺の管理をして下さっている宇久井海と森の自然塾運営協議会の方々のご協力によって、すぐ元通りに利用できるようになりました。(自然塾の皆さん、本当にありがとうございました。)
しかし台風が残していったものは、この様な困ったものだけではありませんでした。台風の翌日ビジターセンター周辺の散策路にある松尾展望広場へ巡視に行った際に、どこからか耳慣れない音が聞こえてきました。何かと思って辺りを見回し、視線が向かいの崖に移った瞬間、いつもとは違う光景が目に飛び込んできました。
普段は存在しない滝が出現していたのです!
大量の水が海岸線の崖から海へと流れ込み、滝が出来ていました。水量が多く、一時的なものとは感じられない程、見事な滝でした。自然の驚異を改めて感じさせられたひとときでした。
2009年10月07日空耳? 【動物】
吉野熊野国立公園 熊野 畝井良幸
先日、那智勝浦町にある宇久井ビジターセンターにいると、どこからともなく虫の鳴き声が聞こえてきました。
その場にいた全員が「空耳かな。」と話していたら、また「コロコロリリー、コロコロリリー」という鳴き声が。付近を捜索してみましたが、人の気配を感じると鳴き止んでしまうため、結局その時は場所を特定できませんでした。
しかし、さすがは自然保護官です。しばらく後に、見事居場所を見つけ出しました。


コオロギが確認でき、奥にはもう1匹いました。奥の個体も確認したかったのですが、居心地が良さそうで、引きずり出すのは心苦しかったため、奥の個体は詳しく観察することができませんでした。
場所は館内展示スペースの脇に置いていた木の間でした。侵入経路は全く不明ですが、上手い具合に木の割れ目に身を潜めていました。心地良い鳴き声を聞かせてくれるこの癒し系住人をしばらく見守っていきたいと思います。
その場にいた全員が「空耳かな。」と話していたら、また「コロコロリリー、コロコロリリー」という鳴き声が。付近を捜索してみましたが、人の気配を感じると鳴き止んでしまうため、結局その時は場所を特定できませんでした。
しかし、さすがは自然保護官です。しばらく後に、見事居場所を見つけ出しました。
コオロギが確認でき、奥にはもう1匹いました。奥の個体も確認したかったのですが、居心地が良さそうで、引きずり出すのは心苦しかったため、奥の個体は詳しく観察することができませんでした。
場所は館内展示スペースの脇に置いていた木の間でした。侵入経路は全く不明ですが、上手い具合に木の割れ目に身を潜めていました。心地良い鳴き声を聞かせてくれるこの癒し系住人をしばらく見守っていきたいと思います。
2009年10月01日子どもパークレンジャー参加者募集中 【イベント】
吉野熊野国立公園 熊野 畝井良幸
本日から10月ということで、気候の方も過ごしやすくなり、野外に出かけるには良い季節となりました。皆さんもこれからに向けて、色々と計画を立てていらっしゃるのではないでしょうか。
近畿地方環境事務所では、来る10月17~18日にかけて小学3年生~6年生を対象とした「子どもパークレンジャー」イベントを吉野熊野国立公園特別地域に指定されている三重県の大杉谷にて開催することとなり、現在参加者を募集中です。
このイベントでは、深まってきた秋の山をハイキングしたり、素晴らしい大杉谷渓谷の滝を見たりします。昼では観察しづらい夜行性の動物を観察するためのナイトハイクもあります。他にも、森の木を伐る間伐体験や、自分で火をおこしたたき火でごはんを炊く夕飯づくりなど、普段なかなか経験できない面白い内容が盛りだくさんです!是非この機会に、日本を代表する渓谷美をもった大杉谷で、自然と触れ合ってみてはいかがでしょうか。
詳細は以下の通りです。
HP:http://www.ugui-vc.jp/


近畿地方環境事務所では、来る10月17~18日にかけて小学3年生~6年生を対象とした「子どもパークレンジャー」イベントを吉野熊野国立公園特別地域に指定されている三重県の大杉谷にて開催することとなり、現在参加者を募集中です。
このイベントでは、深まってきた秋の山をハイキングしたり、素晴らしい大杉谷渓谷の滝を見たりします。昼では観察しづらい夜行性の動物を観察するためのナイトハイクもあります。他にも、森の木を伐る間伐体験や、自分で火をおこしたたき火でごはんを炊く夕飯づくりなど、普段なかなか経験できない面白い内容が盛りだくさんです!是非この機会に、日本を代表する渓谷美をもった大杉谷で、自然と触れ合ってみてはいかがでしょうか。
詳細は以下の通りです。
HP:http://www.ugui-vc.jp/


2009年09月14日いきものみっけ表彰式 【イベント】
吉野熊野国立公園 熊野 畝井良幸
現在、環境省生物多様性センターでは、「いきものみっけ」を行っています。「いきものみっけ」は市民参加型の「生き物調べ」で、身近で見られる生き物を対象として、それらを見つけた日付や場所等についての情報提供を全国に呼びかけて行っているものです。是非皆さんも参加してみてください。
詳細はこちらをご覧下さい。http://www.mikke.go.jp/
さて、宇久井ビジターセンターでは「いきものみっけ」に連動させて、7月から8月にかけての夏休み期間中に夏休み特別イベント「宇久井半島いきものみっけレース」を実施しました。このレースは宇久井半島で見られる花や昆虫などの生き物を記録してもらい、その種数を競うものです。昨日その上位3名への表彰式を宇久井ビジターセンターで行いました。

自然保護官から表彰を受けています。
このレースに53名の参加を頂き、総数549点の報告をして頂きました。集計の結果、地元の小学生2名が最多報告者となり、種数は63種でした。また3位も地元の小学生で、32種の報告数でした。見事1番に輝いた小学生は、宇久井ビジターセンターに何回も足を運んでくれて、これだけの数を報告してくれました!
全ての生き物を対象としていたのですが、報告された生き物は蝶やトンボをはじめとする昆虫等が多い傾向がみられ、受賞者の親からは、「花やキノコも対象となっていたのですね。」との声が聞かれました。生き物という言葉からは、「動物」という連想をされる方が多かったのかもしれませんね。
詳細はこちらをご覧下さい。http://www.mikke.go.jp/
さて、宇久井ビジターセンターでは「いきものみっけ」に連動させて、7月から8月にかけての夏休み期間中に夏休み特別イベント「宇久井半島いきものみっけレース」を実施しました。このレースは宇久井半島で見られる花や昆虫などの生き物を記録してもらい、その種数を競うものです。昨日その上位3名への表彰式を宇久井ビジターセンターで行いました。
自然保護官から表彰を受けています。
このレースに53名の参加を頂き、総数549点の報告をして頂きました。集計の結果、地元の小学生2名が最多報告者となり、種数は63種でした。また3位も地元の小学生で、32種の報告数でした。見事1番に輝いた小学生は、宇久井ビジターセンターに何回も足を運んでくれて、これだけの数を報告してくれました!
全ての生き物を対象としていたのですが、報告された生き物は蝶やトンボをはじめとする昆虫等が多い傾向がみられ、受賞者の親からは、「花やキノコも対象となっていたのですね。」との声が聞かれました。生き物という言葉からは、「動物」という連想をされる方が多かったのかもしれませんね。
歩道へ縦列駐車するほどの盛況でした。
当日は、タマネギの皮から染め出す「草花染め」、セイタカワダチソウ※を使った「ミニすだれ作り」、松ぼっくりやヤブツバキの実を炭にする「花炭焼き」などの体験のほかに、センター近くの畑で作ったサツマイモを使った焼き芋、宇久井産のテングサから作ったところてんなど、様々な地元の自然の恵みを体験や食べ物で堪能出来る催し物がいっぱいでした。
※北アメリカ原産の多年生の草で、日本に生育する外来種の代表的存在です。花期は10~11月で、茎の上部の小さな枝に黄色の小さな頭花を多数つけます。
草花染め(左上)、竹とんぼ作り(右上)、ミニすだれ作り(左下)、花炭焼き(右下)
また私はこの宇久井半島でこれまでに実施した調査の結果やそれに関するクイズをパネルで紹介しました。
最後に、この場所にこれ程人が集結した前例が無いのでは、というくらいの人々が注目する中、総計50人分が当たる抽選会が行われ、閉会しました。
「以前からビジターセンターに来たかったので、この度来ることができて良かった。」などの声を聞き、これまでにビジターセンターと縁が薄かった方も多数来て下さったのではないかと思います。
これを機会として、ビジターセンターや宇久井半島の自然を多くの方々に知っていただけるよう、更なる発展を目指していきたいと思います。
スタッフの方々、ご参加下さった皆様、ご協力並びにご参加ありがとうございました。