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アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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山陰海岸国立公園 竹野

326件の記事があります。

2009年07月21日豊岡市こどもの野生復帰大作戦(冒険コース・川下りをしよう)【その他

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

7月11日に『とよおか子どもの野生復帰大作戦 冒険コース・川下りをしよう』が開催され、班のサブリーダーとして活動を支援しました。
(7月7日の日記で書いた『いかだを作ろう』で作ったいかだを使い、川下りをしようというイベントです)

前回ばらばらになってしまったいかだをちゃんと浮かぶように作り直さないといけない・・できるだろうか・・。不安な気持ちでいっぱいでしたが集まった子供達はとても前向きでした!前回失敗したためか結束力も高まり、どうしたら上手く作れるのか等いかだ作りの名人に聞き全員で話し合った後作業を始めました。


(写真:どんどん川へと降りていくグループを横目にみながらみんなで作業。)
がんばって作りましたが、午前中に川へ降りられなかったのは私たちのグループだけでした。でもみんなで力を合わせたからもう完成間近。一度解体して作り直したとは思えない早さ、そして完成度の高いこと!
お昼ご飯のあといよいよ竹野川へ。
ちゃんと浮かぶかどうかどきどきしましたがとても力強く浮かびました!!
(残念ながら写真を撮ることをすっかり忘れていました・・・)
上手く乗ることができて子供達はとても嬉しそうでした。
失敗は成功のもと!
ばらばらにならないいかだができて本当によかった!
子供達はいかだに乗った後、カヌーやカヤックに乗ってみたり釣りをしたりと川遊びを楽しんでいました。


(写真:カヤックに挑戦する子供達)

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2009年07月13日オタマジャクシとイモリ【動物】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野アクティブレンジャーの高田です。
先日事務所近くの近畿自然歩道の巡視に行きました。そして以前観察し日記にも書いた(※)、モリアオガエルの卵塊がどうなっているかということも確認してきました。

※2009年5月27日の日記「モリアオガエルの卵塊」


(写真:モリアオガエルの卵塊の様子)
以前観察したときよりも卵塊は増えていて、孵っていそうな卵塊とまだ孵っていない卵塊の両方がありました。
そして池の中をじぃーっと覗いてみると


(写真:オタマジャクシ)
オタマジャクシがたくさんいました!・・・が、これははたしてモリアオガエルのオタマジャクシなのだろうか??
そしてその近くには・・・


(写真:ぼやけていますがイモリです)

なんだかおとぼけ顔のイモリくん。不思議そうにこちらを見ています。かわいらしくて写真撮影に夢中になってしまい、気づいたら大量に蚊に刺されていました。次回の巡視は虫除け対策を忘れずにしないと。

オタマジャクシにはがんばってカエルになってほしいですが、かわいいイモリも生きるためにはオタマジャクシなどを食べないといけない。小さな池の中でもいろいろなことがおこっていてどちらも応援したくなりました。

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2009年07月07日豊岡市こどもの野生復帰大作戦(冒険コース・いかだを作ろう)【その他

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野アクティブレンジャーの高田です。

6月27日に『とよおか子どもの野生復帰大作戦(豊岡の子供達が自然を教室に生きる術や力を身につけることをねらいとした、豊岡市主催で竹野スノーケルセンター・ビジターセンターが受託しているイベント)冒険コース・いかだをつくろう』が開催され、班のサブリーダーとして活動を支援しました。


(写真:集まった子供達)
参加人数:約80名(9班にわかれて作業をしました)
内容:竹・ペットボトル・発泡スチロール等を使っていかだをつくる


(写真:竹を使い自分たちで形や固定の仕方などを考えながらいかだをつくる子供達)

10時から作業をはじめ、お昼休憩後2時頃にはほとんどの班が完成し近くの竹野川で試し乗りをしました。安定が悪くて上手く乗れない班、竹の固定がゆるくてばらばらになってしまう班などがあるなか、ちゃんと浮かんですいすいと前にすすめる班もありました。


(写真:上手にいかだに乗れている班。スノーケルセンターの職員が川に入り安全確認を行っています)

私の担当した班のいかだは残念ながら安定が悪く上手く乗ることができませんでした。次回はこのいかだを使って川下りをするということなので、しっかりと作り直してちゃんと乗れるようにしたいと思います。

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2009年07月01日玄武洞自然観察会が開催されました【イベント】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野アクティブレンジャーの高田です。
先日お知らせした玄武洞自然観察会が6月28日に開催されました。前日までは天候が危ぶまれていましたが、当日はすっきりとした快晴で一安心。観察会は予定通り10時から始まりました。
前半は玄武洞公園内の休憩所で、玄武洞ミュージアム館の田中館長から岩石についての説明を受けました。私にとっては理解するのがとても難しい内容でしたが、参加していた人達は(子供達も!)しっかり真剣に聞いて理解できている様子。


(写真:休憩所での説明)

そして後半は実際に外に出て玄武洞の観察を行いました。


(写真:玄武洞の前で解説)
解説を聞きながら観察してみると、以前巡視で来たときには見えていなかった部分が見えてきてとても奥が深いなぁと感じました。


(写真:北朱雀洞の前で解説・私は北朱雀洞が一番好きです。写真ではわかりづらいですが実際には羽を広げた様に見えます。)

玄武洞→青龍洞→白虎洞→南朱雀洞→北朱雀洞と順番に回って観察会は終了しました。そしてその後は、田中館長のはからいにより玄武洞ミュージアムを案内して頂けることになりました。神秘的な宝石の原石や光る石等を見て参加者の方々も私も夢中になってしまいました。

石の世界は難しく奥深くほとんど理解できていないのですが、今回の自然観察会で私も勉強することができて良かったです。

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2009年06月22日玄武洞自然観察会【お知らせ】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野アクティブレンジャーの高田です。
竹野は昨日までは真夏のような暑さの良い天気が続いていましたが、今日は朝から雨模様です。

昨日6月21日は夏至の日、環境省で行われているクールアース・デー2009(※)というキャンペーンの初日でした。またこれとは別にキャンドルナイトというイベントも全国的に行われていたようですね。私もできることをやろうと思い、なるべく電気をつけずにキャンドルで夜をすごしてみました。見慣れている場所がなんだか別世界のような不思議な感じがして、とても良い時間を過ごすことができました。ひとまず7月7日の「七夕ライトダウン」まで私にもできることをやってみようと思います。

(※)環境省では2003年より地球温暖化防止のためライトアップ施設の消灯を呼び掛ける「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を毎年夏至の日を中心として行ってきました。2009年はクールアース・デー2009と題し、初日の6月21日(日)に「ブラックイルミネーション2009」として、また最終日の7月7日(火)のクールアース・デーには「七夕ライトダウン」として、賛同して頂いた全国のライトアップ施設等で夜8時から10時までの2時間を一斉にライトダウンするというキャンペーンです。
ホームページ:http://coolearthday.jp/


(写真:クールアース・デー2009のポスター)

さて、本題の玄武洞自然観察会についてお知らせします。
山陰海岸国立公園内にある玄武洞には〔青龍洞・玄武洞・白虎洞・南朱雀洞・北朱雀洞〕の5つの洞があり、地質的な価値と自然のつくりだした柱状の節理などの美しい景観によって、早くから国の天然記念物に指定され、現在は公園として整備されています。



(写真:玄武洞入口)


(写真:南朱雀洞)
初めて玄武洞に巡視に行ったとき、人間には作り出すことのできない自然の力強さを感じて圧倒されました。自然観察会では玄武洞ミュージアムの田中榮一館長に講師をして頂く予定になっています。興味のある方は是非参加してください。

日時:平成21年6月28日(日)10:00~12:00(9:30より受付開始)
場所:玄武洞公園(集合場所は玄武洞公園内休憩所)
講師:玄武洞ミュージアム 田中榮一館長
参加対象:小学生以上(小学生は保護者同伴とします)
定員:20名
参加費:1人当たり50円(保険料)
準備品と服装:飲み物、雨具、筆記用具、参加費
       歩きやすい靴、歩きやすい服装
申込先:竹野自然保護官事務所に電話で申し込んでください。
    Tel:0796―47-0236
申込期間:平成21年6月24日(水)まで

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2009年06月16日アベサンショウウオ【動物】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野アクティブレンジャーの高田です。
6月11日に大岡アベサンショウウオ(※)生息地保護区の巡視を行いました。

今回の巡視は長年アベサンショウウオの保護活動を行っている加賀見さんや生息地保護区の巡視員である井垣さんに案内をしていただきました。先月巡視に行った際にはアベサンショウウオを確認することができませんでしたが、今回はこのお二人と一緒に探した結果、初めてアベサンショウウオを見ることができました。

※アベサンショウウオは環境省の「絶滅の恐れのある野生動植物種の保存に関する法律」(種の保存法)に基づく国内希少野生動植物に指定(平成7年4月1日指定)されている希少な野生動物です。


(写真:アベサンショウウオを探しています)


(写真中央:アベサンショウウオの幼生)


今回見ることのできたアベサンショウウオはまだ幼生でしたが、無事に大きく成長してたくさんの子孫を残してほしいと思います。

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2009年06月08日豊岡市こどもの野生復帰大作戦(冒険コース・来日岳登山)【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野アクティブレンジャーの高田です。
5月31日に『とよおか子どもの野生復帰大作戦(※)冒険コース・来日岳登山』が開催され、班リーダーとして参加しました。
(来日岳は山陰海岸国立公園内です。標高は567mです。)

※豊岡の子供達が自然を教室に生きる術や力を身につけることをねらいとした、豊岡市主催のイベント。


(写真:参加する子供達は最初に受付をして名札をもらいます)

参加人数 約100名 
行程
9時50分頃 登山開始
12時30分頃 山頂で昼食
13時30分頃 下山開始
16時頃    解散

最初の登りは結構きつく、前日雨だったため登山道が滑りやすくなっていて転んでしまう子供が続出しました。そして「気をつけて!」と言っていた私も転んでしまい・・・。それでも怪我もなく山頂に到着し、展望の良い場所でお昼を食べて下山しました。


(写真:展望の良い場所でお昼を食べました)

「しんどい~足が痛い~」と口では言いながらも元気に登りきった子供達。子供の体力はすごいなぁと羨ましくなりました。

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2009年06月01日トビに注意【動物】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野アクティブレンジャーの高田です。
竹野はここ何日か曇り空が続いています。でも雨が降っていなければ、弁天浜で海を眺めながらお弁当を食べています。
先日いつものように弁天浜の砂浜にあるベンチでお昼を食べていました。そしていつものように上空にはトビがピーヒョロロと鳴きながら飛んでいました。お弁当を半分程食べた頃、トビが私のすぐ上にきたので『結構大きいんだなぁ』とのんきに思いながらシャッターをきりました。


<写真・私のすぐ上を飛ぶトビ>
再びお弁当を食べ始めた時、バサバサという音と共に箸を持った右手に衝撃が。一瞬の出来事で何が起こったのかわかりませんでした。しばらくたってから、トビにお弁当を狙われたということに気づきました。遮るものが何もない砂浜のベンチでいつも何か食べているということを実は観察されていたのかもしれませんね!
図鑑によると、トビは猛禽類で動物の屍肉を主な餌としているとのことなのできっと鋭い爪やくちばしをもっているのでしょうね。怪我がなくて良かったです。
私はこの出来事以降、対策として松の木の下でお弁当を食べることにしました。
皆さんも気をつけてくださいね。

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2009年05月27日モリアオガエルの卵塊

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野アクティブレンジャーの高田です。
事務所近くの近畿自然歩道添いの池の所にモリアオガエルの卵魂があるとパークボランティアの方に教えて頂いたので早速行ってきました。



<写真 モリアオガエルの卵魂>
初めて見るので見つけられるか不安でしたが、そんな心配はいらないくらい大きな卵魂が4個ありました。(人のこぶし位の大きさでした)卵から孵ってオタマジャクシになると下の池に落ちるそうです。でもその池にはイモリが待ちかまえていて・・・。

<写真 卵から孵ったオタマジャクシが下の池に落ちます>
そんな危機を乗り越えて大きく育ったモリアオガエルが、またこの付近に卵を産むのでしょうか。
オタマジャクシが池に落ちるところも見てみたいので、また観察に行こうと思います。

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2009年05月21日兜山

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野アクティブレンジャー高田です。
先日、自然保護官と京丹後方面の巡視を行い、兜山に登りました。といってもゆっくり登って片道30分程ですが。とても良い天気で汗を拭きつつ歩いていると、目の前をふわり。


クロアゲハです。タニウツギの花の蜜に夢中のご様子でした。そんな写真を撮りながら山頂に到着。山頂からは久美浜湾・小天橋が一望でき、とても良い眺めです。

兜山のふもとにはキャンプ場もあるので、キャンプのついでに登ってみるのも良いかもしれませんね。

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