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アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

近畿地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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山陰海岸国立公園 竹野

326件の記事があります。

2011年06月23日竹野地区パークボランティア研修会&節電ライトダウン2011【その他

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。竹野の山側ではホタルの乱舞が最盛期を迎えています♪
静かだった竹野浜には浜茶屋が建ちはじめ、だんだんと賑やかな雰囲気になってきました!海開きは7月1日です。みなさまぜひ遊びに来て下さい☆

さて。6月11日、12日と竹野地区パークボランティア(※)研修会を開催しました。今回は2日目の様子をお伝えします。
◆◆ 2日目 ◆◆
・水上安全研修
・普通救急救命研修



水上安全研修では溺者を運ぶ方法や器材の使い方を学んだあと、実際に教室中に事故が発生したと想定し

海から陸上へ運ぶ→心肺蘇生→AEDの使用方法

の訓練を行いました。
その後、スタッフ同士でどのように連携するべきかなどの意見交換を行いました。



救急救命研修では2010年に改正された新しい心肺蘇生法について学習しました。心肺蘇生法やAEDの使い方は去年訓練したのですが、うろ覚えになってしまっていました。定期的に受講しないといけないですね!

二日間の研修はこれで終わりです。
パークボランティアのみなさま、竹野スノーケルセンター・ビジターセンター職員のみなさま、その他関係者のみなさまのおかげで全てのプログラムを行うことができました。
この場を借りて御礼申し上げます。
みなさまお忙しい中ご参加・ご協力いただきありがとうございました。
2日間お疲れ様でした☆




~~~昼も。夜も。節電ライトダウン2011~~~

昨日6月22日は夏至の日でしたね!一年の中で最も昼間が長く夜の短い日。みなさまどのようにすごされましたか。

環境省では夏至の6月22日から8月31日まで、節電ライトダウン2011(※)というキャンペーンを行います☆
この期間にあわせて、

『照明を消してキャンドルで過ごしてみる』

とか

『星空を眺めてみる』

とか、
スローな夜を過ごしてみてはいかがでしょうか♪


(※)環境省では2003年より地球温暖化防止のためライトアップ施設の消灯を呼び掛ける「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を毎年夏至の日を中心として行ってきました。
2008年からは、夏至ライトダウン(ブラックイルミネーション)に加え、7/7七夕の日にライトダウンを呼びかける「七夕ライトダウン(クールアース・デー)」の呼びかけを実施しております。これらの取組はライトアップに馴れた日常生活の中、電気を消すことでいかに照明を使用しているかを実感し、地球温暖化問題について考えていただくことを目的としております。
例年、夏至の日と七夕の2日間に実施しておりましたが、この夏はこの2日間に加え、特に節電が求められる6月22日~8月末日を対象に、昼も夜も自主的ライトダウンの呼びかけを行う「昼も。夜も。節電ライトダウン2011」として実施しております。
詳細は下記HPを御覧下さい☆

昼も。夜も。節電ライトダウン2011 HP:http://coolearthday.jp/
環境省HP:http://www.env.go.jp/press/13738.html

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2011年06月15日竹野地区パークボランティア研修会&玄武洞自然観察会について【その他

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。このごろの竹野は良いお天気が続いています。海も綺麗に澄んでいます☆海水浴にはまだ早いかもしれませんが、スノーケルにはとっても良いコンディションですよ♪

6月11日、12日に竹野地区パークボランティア(※)研修会を開催しました。
◆◆ 1日目 ◆◆
・スノーケル教室の実地研修
・カヌー教室の実地研修
・環境省からの連絡と竹野スノーケルセンター・ビジターセンターからの連絡



スノーケル教室の実地研修では教室の流れを再確認しました。カヌー教室の実地研修では、カヌーの乗りこみかた、操作方法などを学びました。

最後に環境省からの連絡、竹野スノーケルセンター・ビジターセンターからの連絡があり1日目の研修会は終了です。午前中は波があってカヌーで酔ってしまった~という人もいましたが、みなさん元気にわいわいがやがやと楽しく終えることができました。

2日目についてはまた次回☆

(※)パークボランティアとは
国立公園において、自然観察会等の解説活動や美化清掃、利用施設の簡単な維持修理などの各種活動について、広く国民の参加を求め、一層の活動の充実を図るとともに、自然保護の普及啓発を図ることを目的として、これらの活動に自発的に協力して頂ける方々をパークボランティアとして登録しています。
現在、全国の25国立公園の40地区において、各地区の特性に応じた活動実施計画に沿ってさまざまな活動を行っていただいています。

竹野地区のパークボランティアは竹野スノーケルセンター・ビジターセンターを活動拠点としています。スノーケル教室や磯観察等の自然解説活動への協力を主な活動としており現在約60名が登録しています。


~~~玄武洞自然観察会を開催します!!~~~
玄武洞とは??
山陰海岸国立公園また世界ジオパーク!!に認定された山陰海岸ジオパーク(※)にある玄武洞は〔青龍洞・玄武洞・白虎洞・南朱雀洞・北朱雀洞〕の5つの洞があり、地質的な価値と自然のつくりだした柱状の節理などの美しい景観によって、早くから国の天然記念物に指定されています。


自然観察会では玄武洞ミュージアムの田中榮一理事長に講師をして頂く予定になっています。興味のある方はぜひご参加ください☆

日時:平成23年6月26日(日)10:00~12:00(9:30より受付開始)
場所:玄武洞公園(集合場所は玄武洞公園内休憩所)
講師:玄武洞ミュージアム 田中榮一理事長
参加対象:小学生以上(小学生は保護者同伴とします)
定員:20名
参加費:1人当たり50円(保険料)
準備品と服装:飲み物、雨具、筆記用具、参加費
       歩きやすい靴、歩きやすい服装
申込先:竹野自然保護官事務所に電話で申し込んでください。
    Tel:0796―47-0236
申込期間:平成23年6月22日(水)まで

(※)ジオパークとは
地質学的に重要で貴重な地層、化石、岩石、地形、火山、断層、温泉などの地質遺産を複数含む一種の自然公園のこと。

山陰海岸ジオパークについては下記HPを御覧下さい☆
http://sanin-geo.jp/

観察会については近畿地方環境事務所HPを御覧下さい☆
http://c-kinki.env.go.jp/to_2011/0517a.html

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2011年05月31日ジオカヌー【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。週末は台風2号の影響で強風&大雨でした。今日は曇っていますが風も雨も止み穏やかになってきています。

5月20日、晴れて暖かく波のない大浦湾で竹野スノーケルセンター・ビジターセンターのプログラムのひとつ『ジオカヌー教室』の実習に参加してきました。



みんなはどんどん沖へ出て行ってるのに私は上手く漕ぐことができません。
まっすぐに進みたいのにぐるりと回ってしまう。
なぜだ・・・・。

どうやら右腕と左腕の力のかけ方が違うためのようです。
理由がわかって注意しながら漕いでも、やっぱり回る。。。
あっちへ行ったりこっちへ行ったりとなかなか思うようにはいかないのですが、たまに調子よくまっすぐ進むと海の上をすべっていくようでとっても気持ち良い~☆

そんなこんなでだいぶ遅れつつも淀の洞門へ到着。
(淀の洞門については2010年9月13日の日記で紹介しています→
http://c-kinki.env.go.jp/blog/2010/09/13/index.html


陸からの眺めとはまた違う迫力。神秘的だけどちょっとコワイ。。。

この日は海の状況が良かったのでそのまま切り浜の湾を横切って『はさかり岩』まで行きました。


山陰海岸国立公園の特徴である海蝕地形を海上から眺めることができるジオカヌー☆
みなさまも機会があれば是非体験してみて下さい♪

(はさかり岩、海蝕地形については2010年1月5日の日記で紹介しています→
http://c-kinki.env.go.jp/blog/2010/01/05/index.html

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2011年05月19日☆今年もはじまりました☆【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。だんだんと暑くなってきて波もおだやかになっているせいか、最近竹野の海では夜光虫がよく出ています。
(夜光虫については2010年7月6日の日記で紹介しています。
http://c-kinki.env.go.jp/blog/2010/07/06/index.html
いつ見ても海が青く光る光景はとても神秘的です☆
大浦海岸では、旅をする蝶として有名な『アサギマダラ』も姿を見せはじめました♪


(アサギマダラについては2006年5月24日の日記で紹介してます→
http://c-kinki.env.go.jp/blog/2006/05/24/index.html


さて。先日竹野スノーケルセンター・ビジターセンターに今年初の団体のお客様がいらっしゃいました。と~っても元気な幼稚園児です☆
磯の生き物観察教室では私もサブリーダーとして活動を行いました。




良く晴れていて海は波もなくとても穏やか。子供達もたくさんの生き物を見つけてくれました。




みんなでみつけた生き物をタライにいれてじっくり観察。アメフラシを触ってみたり、ヒトデの目や足を見てみたり!ヒトデの起き上がり競争はいつやっても大盛り上がり☆観察後は生き物を海に戻して終了です。子供達はどんなことにも興味津々で、楽しく観察ができました☆

磯の生き物観察教室は、一般のお客様も受講できます。詳細は竹野スノーケルセンター・ビジターセンターのHPを御覧下さい。
http://www.takeno-scvc.jp/top.html

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2011年05月11日『ネコザメ』と呼ばれるナヌカザメ【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。ゴールデンウィークがあっという間に終わってしまいましたね~。みなさまどのように過ごされましたか。私は秩父多摩甲斐国立公園の山へ登山に行ったり、宮城県へ行ったりしていました。

ゴールデンウィーク中に海へ出かけた方はいらっしゃいますか。
海辺を巡視していると『これはなんだろ??』というものを見かけることがよくあります。
4月12日の巡視の時に弁天浜で見かけたのは・・・


魚かな?
打ち上げられてからだいぶ時間がたっているのか皮と骨しか残っていない様子。

こんなときは竹野の海を熟知しているジャックさん!

ということで見てもらうとこれは『ネコザメ』だそうです。
漁師さんの網にかかり港まで運ばれ、そこで捨てられ生き延びられなかったものが打ち上げられているとのことです。



ジャックさんと港近くに行くと、そこにも死体が。



そして竹野浜にも。
漁師さんにとってはやっかいもののようです。

『ネコザメ』はどんなサメなのかと調べてみると・・・・
あれ???
なんかちがう。。。

なんとこのサメの正式名称は『ナヌカザメ』でした!
そして『ネコザメ』という名前のサメは別の種類。

でもこのあたりの漁師さんや海辺に住む人達はナヌカザメのことをネコザメと呼んでいるようです。
模様が似ているからでしょうか☆



☆ナヌカザメのご紹介☆
・メジロザメ目トラザメ科の海水魚です。
・水から上げても7日間は生き延びるということが名前の由来だそうです。
ただし実際には7日間は生きられないとか・・・。
・水を飲み込んでフグのように腹部を膨張させる珍しい習性があるそうです!
・食用としている地域もあるそうです。



フグのように腹部を膨らませるなんて面白いですね☆
・・・竹野浜に打ち上げられてたナヌカザメも膨らんでたのかな?

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2011年04月21日鳥取砂丘一斉清掃【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。あっという間に4月下旬。そしてもうすぐゴールデンウィークですね!みなさまどのように過ごされる予定でしょうか。

さて。先日の日曜日、鳥取砂丘で実施された一斉清掃活動に参加してきました。


竹野自然保護官事務所を6時半に出発。砂丘に到着するとすでにたくさんの人が集まっていました。その数4000人以上だったそうです!

開会式のあと作業開始。それぞれが割り当てられた清掃場所へ移動します。

どれほどの漂着ゴミがたまっているのかなと考えながら歩いていたのですが、想像以上に少なくてびっくりしました。目も当てられないほどの大きなゴミがたくさん漂着している所もある中、こんなにきれいなんて!!鳥取の方々が砂丘を大切に考えているというあらわれかもしれませんね☆

大きな目立つゴミはほとんどありませんでしたが、小さなプラスチックゴミなどは砂に混ざってたくさんあったので、それらを中心に拾い集めて作業を終了しました。


受付まで戻ってみると回収されたたくさんのゴミが山積みになっていました!人の力だけでは運びきれないようなものはその場に集められ後で回収されるとのことだったので、実際はもっとたくさんのゴミが集められているのでしょうね!

綺麗になって良かった!
でも。。。やっぱり。。。
漂着→回収→また漂着→また回収→・・・
そんな終わりのない作業を繰り返すのではなく、ゴミが流れてこないようにできるといいなと強く感じてしまいました。

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2011年04月14日竹野地区パークボランティア研修会(後編)【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。
4月8日頃から竹野事務所前の桜がやっと咲き始めました☆


春ですね~。

3月26日、27日に竹野地区パークボランティア研修会を開催しました。
4月1日の日記(1日目)に引き続き、今回は2日目の様子についてお伝えします。
2日目の27日は大浦海岸清掃を行いました。


みなさん何回も海岸清掃を行って下さっている方ばかりなので、自然と作業が進んでいきます!

今回もパークボランティアのみなさまのご協力のおかげでたくさんのゴミを回収することができました!
☆ありがとうございました☆

漂着→回収→また漂着→また回収→・・・
そんな終わりのない作業を繰り返すのではなく、ゴミが流れてこないようにできるといいですね!

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2011年04月01日竹野地区パークボランティア研修会(前編)【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。
4月です。
去年はこの時期に竹野の事務所前の桜が咲いていました。
今年はまだ蕾のままです。
開花のその日へ向けてふくふくと蕾を太らせゆっくりと準備をしているのでしょうか。






3月26日、27日に竹野地区パークボランティア研修会を開催しました。
26日は午後から水中写真家の中谷先生をお招きし『山陰海岸国立公園の海の魅力』について講演をしていただきました。


美しい写真が映し出され、海の中の不思議な地形やそこに住むたくさんのいきものたちが紹介されました。中谷先生は山陰海岸国立公園のなかでも鳥取県側の浦富海岸などをメインに活動をされています。浦富海岸にもとても素敵な場所がたくさんあり、すごく行ってみたくなりました。
中谷先生、ありがとうございました!


学習会のあとは、竹野スノーケルセンター・ビジターセンターからの連絡や環境省からのお知らせなどを行い研修会は終了しました。
お忙しい中参加いただいたパークボランティアのみなさま、ありがとうございました。

2日目(3月27日)についてはまた次回(後編)。

※中谷先生の水中写真は『鳥取BLUE』というブログにも掲載されています。お時間がありましたら一度ごらんになってみて下さい。そして実際に見てみたくなったら山陰海岸国立公園へお越し下さい☆
鳥取BLUEアドレス
http://blog.zige.jp/blue/

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2011年03月25日アベサン【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。
アベサン??アベサンとはアベサンショウウオ(※)の略称です☆
竹野事務所では
『アベサンいつにしますか?』
とか
『アベサン行ってきます。』
とか
そんな会話が交わされることがよくあるのですが、それは人の名前ではなくてアベサンショウウオのことなんです☆

ということで、3月22日にアベサンショウウオ生息地保護区の巡視を行いました。




この日はちょっと天気が悪くて強めの風が吹いていました。

ミシミシ
パキパキ

竹林の中は薄暗く竹のしなる音があちこちから聞こえてきます。
雪の影響なのか、1箇所に向かってたくさんの竹が倒れているところもあったりして・・・。
なんだかコワイ!

不気味な雰囲気に怯えつつも目を下にうつしてみると・・・


いました☆
生まれたばかりの幼生です。ウーパールーパーみたいなエラがかわいい♪


最初は一匹しか気付きませんでしたが、まわりを見てみると意外にもたくさんいました☆
みんな無事に大きく成長してたくさんの子孫を残してね!

※アベサンショウウオは環境省の「絶滅の恐れのある野生動植物種の保存に関する法律」(種の保存法)に基づく国内希少野生動植物に指定(平成7年4月1日指定)されている希少な野生動物です。

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2011年03月18日竹野から・・・【その他】

山陰海岸国立公園 竹野 高田雅代

こんにちは。
みなさんお元気ですか。
今日の竹野は暖かい日差しが降り注いでいます。
昨日の雪がウソのようです。


弁天浜も



竹野浜も



いつもと変わらぬ表情に見えます。
でも春へ向かって少しずつ変化していってるのでしょうね。

心を痛めているだけではなく、私もここでできることを。

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