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アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
春の大杉谷合同パトロール
2023年04月20日
吉野
みなさま、こんにちは。
吉野管理官事務所の濵田です。
新緑の春がやってきましたね。冬季には閉山していた管内の山々も、4月下旬から次々と開山しています。
さて、先日春の大杉谷合同パトロールに参加しました。
大杉谷に関わる関係者の方々(登山センター、大台町、三重県、警察、消防、山岳救助隊、森林管理署など)と開山前に登山道の点検を行うものです。
秋の合同パトロールでは、事故多発地帯などを重点的に整備しましたが、今回は三重県の大台町の登山口から大台ヶ原まで、1泊2日で登山道全域を点検します。
※秋の合同パトロールの様子はこちらをどうぞ↓
https://kinki.env.go.jp/blog/page_00034.html
道中では、山岳救助隊長から過去の遭難事例を教えていただいたり、
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不備があった施設の簡易補修を行ったりしました。
(鎖の支柱がグラついていたので、岩にロープを張り固定しています↓)
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私は大杉谷の登山道全域を歩くのは今回が初めてだったのですが、歩いてみると「大杉谷は遭難事故が多い場所」であることを改めて実感しました。
大杉谷は近畿の秘境ともいわれるとてもきれいな場所です。
登山道を歩いていると次から次へと、美しい景色が目に飛び込んできます。
川の水は美しいエメラルドグリーン・・・
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息をのむ渓谷美! 撮影スポットが満載です!
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一方で、登山道は狭く、足元は滑りやすい岩場がとても多いのです。
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(↑赤い矢印が登山道です。狭い!!)
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(↑こちらも狭いですね。少し足を踏み外せば、深い谷底へ真っ逆さまです・・・)
美しい景色に気が取られ、足元への注意がおろそかになると転倒や滑落の危険性がぐっと高くなります。写真撮影は必ず足元が安定している場所で行いましょう。
大杉谷を歩くことに慣れている大学の先生でも、雨の日は特に足を滑らせないようかなり神経を使うとのことでした。大雨の日に大杉谷を歩くのは、控えておいた方が良さそうですね。
山登りは楽しいアクティビティですが、自然は人間の都合を考えてはくれません。
山登りの前には、①スケジュールに無理はないか、②装備は万全か、③万が一の備えをしているか(登山計画書の提出と家族や知人への共有、山岳保険への加入等)を必ず確認し、安全第一を心に留めて山登りを楽しみましょう!
◆大杉谷登山の前に!事前の情報収集は大杉谷登山センターで
https://www.oosugidani.jp/
吉野管理官事務所の濵田です。
新緑の春がやってきましたね。冬季には閉山していた管内の山々も、4月下旬から次々と開山しています。
さて、先日春の大杉谷合同パトロールに参加しました。
大杉谷に関わる関係者の方々(登山センター、大台町、三重県、警察、消防、山岳救助隊、森林管理署など)と開山前に登山道の点検を行うものです。
秋の合同パトロールでは、事故多発地帯などを重点的に整備しましたが、今回は三重県の大台町の登山口から大台ヶ原まで、1泊2日で登山道全域を点検します。
※秋の合同パトロールの様子はこちらをどうぞ↓
https://kinki.env.go.jp/blog/page_00034.html
道中では、山岳救助隊長から過去の遭難事例を教えていただいたり、
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不備があった施設の簡易補修を行ったりしました。
(鎖の支柱がグラついていたので、岩にロープを張り固定しています↓)
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私は大杉谷の登山道全域を歩くのは今回が初めてだったのですが、歩いてみると「大杉谷は遭難事故が多い場所」であることを改めて実感しました。
大杉谷は近畿の秘境ともいわれるとてもきれいな場所です。
登山道を歩いていると次から次へと、美しい景色が目に飛び込んできます。
川の水は美しいエメラルドグリーン・・・
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息をのむ渓谷美! 撮影スポットが満載です!
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一方で、登山道は狭く、足元は滑りやすい岩場がとても多いのです。
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(↑赤い矢印が登山道です。狭い!!)
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(↑こちらも狭いですね。少し足を踏み外せば、深い谷底へ真っ逆さまです・・・)
美しい景色に気が取られ、足元への注意がおろそかになると転倒や滑落の危険性がぐっと高くなります。写真撮影は必ず足元が安定している場所で行いましょう。
大杉谷を歩くことに慣れている大学の先生でも、雨の日は特に足を滑らせないようかなり神経を使うとのことでした。大雨の日に大杉谷を歩くのは、控えておいた方が良さそうですね。
山登りは楽しいアクティビティですが、自然は人間の都合を考えてはくれません。
山登りの前には、①スケジュールに無理はないか、②装備は万全か、③万が一の備えをしているか(登山計画書の提出と家族や知人への共有、山岳保険への加入等)を必ず確認し、安全第一を心に留めて山登りを楽しみましょう!
◆大杉谷登山の前に!事前の情報収集は大杉谷登山センターで
https://www.oosugidani.jp/