
アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
【後編】海といきもの大冒険in家島 開催しました【ちりめんアドベンチャー】
2025年12月04日
神戸
みなさん、こんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。
前回に引き続き、瀬戸内海国立公園西播地域にて開催したイベント「海といきもの大冒険in家島」の様子をお伝えします。前回の記事はこちらをご覧ください。
牡蠣筏(カキイカダ)や工場を見学した後は、家島交流センターに会場を移して、国立公園の勉強をしました。午前中に見た牡蠣筏の海域や家島も含まれている「瀬戸内海国立公園」のことについて、環境省の職員からクイズを交えて紹介しました。国立公園という言葉を初めて聞いたという子どももいて、熱心に話を聞く様子が印象的でした。
前回に引き続き、瀬戸内海国立公園西播地域にて開催したイベント「海といきもの大冒険in家島」の様子をお伝えします。前回の記事はこちらをご覧ください。
牡蠣筏(カキイカダ)や工場を見学した後は、家島交流センターに会場を移して、国立公園の勉強をしました。午前中に見た牡蠣筏の海域や家島も含まれている「瀬戸内海国立公園」のことについて、環境省の職員からクイズを交えて紹介しました。国立公園という言葉を初めて聞いたという子どももいて、熱心に話を聞く様子が印象的でした。
続いて、子ども達が楽しみにしていた「海の生き物探し体験」の時間です。学校給食等を扱う総合食品商社の株式会社泉平 食育推進チームの喜多さんに講師をしていただき、播磨灘で取れたちりめんじゃこに混じっている小さな生き物「ちりめんモンスター」を探す体験型ワークショップ「ちりめんアドベンチャー」を行いました。
普段食べているちりめんじゃこは、実は魚の「イワシ類」の稚魚。船引き網漁で一斉に捕獲される時はちりめんじゃこの他にも小さな生き物が混じるけれど、出荷までの間に機械や人の手によってしっかり選別されていることなどを教えていただきました。
「ちりめんアドベンチャー」は、選別される前のちりめんじゃこを用いて、海に生息する多様な生物や自然環境について学んでもらうワークショップです。スタートの掛け声とともに、子ども達は一斉に目の前のちりめんモンスターを探し始めました。まるで、宝物探しをしているかのよう。夢中で取り組んでくれている様子から、楽しんでくれているのがこちらにも伝わってきます。
ちりめんモンスターにはたくさんの種類があります。サバやアジ、サワラ等の瀬戸内海を代表する魚(幼魚)の他にも、タコやイカ、珍しいものではタツノオトシゴも見つかりました。見つけたちりめんモンスターは紙に張り付けて、標本をつくりました。
以上、イベント「海といきもの大冒険in家島」の様子をお届しました。
参加してくれた子ども達からは、以下のような感想をいただいております。
・ちりめんモンスターで色々な魚を見つけることが楽しかった
・体験したことのない牡蠣の漁法や、国立公園、ちりめんのことが知れてよかった
また、家島から参加してくれた子ども達からは、「自分の住んでいる島の暮らしについてもっと調べてみようと思った」と、このイベントを通じて地域産業について関心を持ってくれており、主催者としてはうれしい限りです。今後もこのような活動を通して、子ども達が地域の自然や暮らしに興味を持ってほしいなと思います。お読みいただき、ありがとうございました。
参加してくれた子ども達からは、以下のような感想をいただいております。
・ちりめんモンスターで色々な魚を見つけることが楽しかった
・体験したことのない牡蠣の漁法や、国立公園、ちりめんのことが知れてよかった
また、家島から参加してくれた子ども達からは、「自分の住んでいる島の暮らしについてもっと調べてみようと思った」と、このイベントを通じて地域産業について関心を持ってくれており、主催者としてはうれしい限りです。今後もこのような活動を通して、子ども達が地域の自然や暮らしに興味を持ってほしいなと思います。お読みいただき、ありがとうございました。
