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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

【魚拓体験】夏休み漁業体験イベントを開催しました【子ども農山漁村交流プロジェクト】

2024年08月07日
神戸 中村高也
 みなさん、こんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。
 前回に引き続き、瀬戸内海国立公園西播地域の家島諸島 男鹿(たんが)島で開催されたイベントの様子をお伝えします。前回の記事を見られていない方はこちらをご覧ください。
地引網で獲れた魚を運ぶ様子
【地引網で獲れた魚をみんなで運びます】
 男鹿島にて、頑張って引っ張り上げた地引網には、いったいどんな魚たちが入っていたのでしょうか。浜から広場に移動した後、子ども達とスタッフで手分けして選別しました。
魚を選別する様子
【みんなで魚を選別します、わかるかな?】
魚種ごとに分けられた魚
【魚種ごとに分けられた魚】
今回の地引網漁では以下の魚種を見ることができました。
・クサフグ・マダイ・スズキ
・ネズミゴチ・シロギス・キュウセン(ベラ)
 
 地引網を設置したのが陸に近い砂浜であったためか、大きい魚は入りませんでしたが、それでも真鯛やスズキの子ども、砂浜に生息するシロギスやクサフグ等、様々な魚たちをみることができ、子ども達だけでなく、イベントを企画した大人たち、網を設置してくれた漁師さんたちも一安心です。

 
アクティブ・レンジャーからの説明
【アクティブ・レンジャーから国立公園についてのお話】
お昼ご飯の後は、私から国立公園についての解説。その後は、姫路市水族館職員である増田さんから、魚を使って実演をしながら、魚拓の作り方を丁寧に教えていただきました。
増田さんから魚拓の作り方を教えてもらいます
【増田さんから魚拓の作り方の解説】 
魚拓の作り方を実演
【魚拓の取り方を先生が実演】
 魚拓を取ったことがない子ども達がたくさんいる中、最初はうまくできるか不安そうでしたが、大人たちや講師の協力のもと、試行錯誤して最後には力作を作っていました。
魚を洗います
【魚拓は魚を洗うところから始まります】
魚に墨をいれる様子
【筆は鱗に沿って丁寧に】
半紙で上から押さえつける様子
【頭から尾びれまでしっかりと押さえつけます】
大人の手を借りる様子
【大人の手も借りながら、試行錯誤】
魚の目を描く様子
【目入れは後から行います】
真剣な表情で描く様子
【最後まで気を抜かず、慎重に…】
魚拓の完成!
【完成!うまくできました】
カメラに向かってピース
【楽しみながらできたかな?】
 以上、イベントの様子(地引網・魚拓体験)を、前後編に分けてお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
 参加してくれた子ども達からは、地引網・魚拓が楽しかったという声だけでなく、網が重くて漁師さんの大変さを知った、魚拓を通して魚の形状や感触を知れた等、色々な気付きがあったようです。このイベントが、自然の大切さや国立公園について、知ってもらうきっかけになっていれば嬉しいです。
魚拓に使った魚は持って帰りました
【魚拓に使った魚は持って帰りました。また来てね!】

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