アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
【調理体験】【自然観察】夏休みの自然観察キャンプ【子ども農山漁村体験プロジェクト】
2023年08月08日
神戸
みなさんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。前回に引き続き、瀬戸内海国立公園西播地域の家島諸島で開催された自然観察キャンプの様子をお伝えします。前回の記事を見ていない方はこちらをご覧ください。
船着き場から宿泊予定の兵庫県立いえしま自然体験センターまでは、舗装された道を歩いて約20分。漁業体験を終えた後で疲れもありましたが、みんな頑張って歩きました。道中には、瀬戸内海を代表するような綺麗な景色も見ることができました。
施設に到着後は、先ほどの漁業体験で教えてもらったヒイカの捌き方を実践します。慣れない手つきで危なっかしい子どもたちを見て、大人たちがあたふたしていたのも最初のうちだけ。やり方がわかれば、みんな熱心にさばいていました。
調理体験の後はお待ちかねの自然観察会。実施した2つをご紹介します。
まずは、夜間の昆虫観察。事前に施設に許可をいただき、広場にライトトラップの装置(白幕を掲げてブラックライトを当てたもの)を設営。これは夜間に光に集まる昆虫の習性を利用したものです。家島にはいったいどんな虫がいるのでしょうか。子ども達も期待が膨らみます。
まずは、夜間の昆虫観察。事前に施設に許可をいただき、広場にライトトラップの装置(白幕を掲げてブラックライトを当てたもの)を設営。これは夜間に光に集まる昆虫の習性を利用したものです。家島にはいったいどんな虫がいるのでしょうか。子ども達も期待が膨らみます。
観察できた昆虫は、コガネムシ類、チョウ類、ゲンゴロウ類、セミ類等。一部の子ども達が期待していたカブトムシ、クワガタムシは残念ながら見ることができませんでしたが、たくさんの種類の虫を観察することができました。中には虫が苦手な子もいたようですが、見つけた虫が何なのか、熱心に先生に聞いている姿が印象的でした。
次の日の自然観察会の舞台は海。水中スコープを利用して、瀬戸内海の磯に生息する多様な生き物を観察しました。いったいどんな生き物を見ることができるのでしょうか。
次の日の自然観察会の舞台は海。水中スコープを利用して、瀬戸内海の磯に生息する多様な生き物を観察しました。いったいどんな生き物を見ることができるのでしょうか。
ウニやタコの他にもカニ類や貝類、アメフラシ等のたくさんの海の生き物を観察することができました。
以上、2日間にかけて行われたイベント(漁業体験と調理体験、自然観察会)の様子をお届けいたしました。家島の自然の恵みや豊かさを少しでも感じてもらえたでしょうか。家島の魅力だけでなく、イベントを通して子ども達に自然の大切さ、国立公園について知ってもらえるきっかけになっていればうれしいです。
以上、2日間にかけて行われたイベント(漁業体験と調理体験、自然観察会)の様子をお届けいたしました。家島の自然の恵みや豊かさを少しでも感じてもらえたでしょうか。家島の魅力だけでなく、イベントを通して子ども達に自然の大切さ、国立公園について知ってもらえるきっかけになっていればうれしいです。