近畿地方のアイコン

近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

六甲山上の積雪とフィールドサイン

2023年01月31日
神戸 中村高也
 皆さま、こんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 日本列島に流れ込んだ寒波の影響により、瀬戸内海国立公園でもある六甲山にも多く積雪がみられ、昨年に引き続き山頂は幻想的な雰囲気に包まれておりました。
 
一面真っ白な六甲山頂 青空とのコントラストが美しいです
 
積雪により白く染まった山道

 六甲山は都市に近い位置にありながら、冬になるとこのように幻想的な風景が見られるのも魅力の一つです。ただ、山道には雪が解け、凍結もしている箇所もあり、大変すべりやすくなっております。登山をされる際は雪山に登る気持ちで軽アイゼン(簡易スパイク)等の装備や防寒対策をしっかりとお願いします。

 さて、そんな六甲山からの帰り道にあるものを見つけました。
 
雪上に残る足跡

 フィールドサインと言う言葉を知っていますか?野生動物の活動の痕跡のことで、普段は動物のフンや食痕を見ることが多いですが、雪が積もっている場合や、干潟などでは、このように地面に足跡が残りますので、そこからどんな野生動物がいるのかを推測することができます。また足跡の形だけでなく、足跡の付き方でも動物の種類を推測することができるそうです。
 
雪上の上に残る足跡パート2

 こちらは別日ですが、堰堤の上に動物の足跡が複数付いているのを見つけました。動物たちも、人が作ったものを自然の中でうまく利用していることが分かります。
 
 今年もこのようにアクティブ・レンジャー日記では国立公園のこと、自然のこと、イベント情報等、皆様に随時お伝えしていきます。2023年もよろしくお願いします。

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

Get ADOBE READER