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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

よしくまで四季の変化を楽しもう!

2025年11月10日
吉野

みなさん、こんにちは。
吉野管理官事務所の濵田です。
 
11月の連休を境に各地の山々は一気に雪景色になりましたね。
管内の大台ヶ原や大峰山脈でも初雪が降りました。
 
最近は地球温暖化のためか、春や秋が短くなっている気もしますが、今回は管内にある吉野山の力を借りて、よしくま(吉野熊野国立公園)の四季の変化を楽しんでみたいと思います!
 

春の吉野山
【山笑う】

こちらは春の吉野山。吉野山といえば山一面のシロヤマザクラですが、華やかな山の様子は本当に山が笑っているように見えますね。
 

夏の吉野山
【山滴る】

こちらは夏の吉野山。空の青さと山の緑がきれいですね。
私は、夏の季語の「山滴る」という言葉が好きなのですが、管内の山々で「山滴る」景色を見るのが毎年楽しみです。
 

秋の吉野山
【山粧う】

写真では少しわかりづらいかもしれないですが、シロヤマザクラの葉が紅葉しています。春が有名な吉野山ですが、紅葉というお化粧を施した秋の吉野山もきれいです。


 

冬の吉野山
【山眠る】

雪が積もった山というのは本当に静かで、「山は本当に眠るのだな」と納得してしまいます。管内の大台ヶ原や大杉谷も11月末からは閉山期。人が入らない静かな環境で、ゆっくり眠ってもらいたいなと思ってしまいます。
 
いかがでしたでしょうか。
ぜひ、よしくまで、四季の変化をお楽しみください!
 

(みなさんへお願い)
吉野山では今年の10月、特定外来生物のクビアカツヤカミキリの被害木が確認されました。
クビアカツヤカミキリはバラ科の樹木を害する昆虫で、近畿地方の広い範囲でサクラやウメ、モモなどが枯れる被害が確認されています。クビアカツヤカミキリの被害を受けることで、吉野山のサクラも同様に枯れてしまう恐れがあります。
吉野町内で、クビアカツヤカミキリの成虫個体やフラスを発見された方は、下記URL記載の連絡先までお知らせください。

【吉野熊野国立公園・吉野山におけるクビアカツヤカミキリ被害木の確認について】
https://www.env.go.jp/press/press_01578.html
 
【クビアカツヤカミキリの関連情報のリンク集 | 環境省】
https://www.env.go.jp/nature/gairai/info_kubiaka.html