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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

漁業体験イベントを開催しました!

2022年08月30日
神戸 中村高也
 皆さん、こんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。
 先日、環境省主催の子ども向けふれあいイベント「漁師さんと一緒に漁業体験 in いえしま」を開催しましたので、その様子をご紹介いたします。
 
イベントに向けて集まった皆様
 今回のイベントは環境省が主催する「子ども農山漁村体験プロジェクト」の一環で、瀬戸内海国立公園にも指定されている家島諸島の海にて、子どもたちが普段の生活ではあまり関わりのない漁業を体験してもらい、自然との関わりを通じて心身共に成長してもらうことを目的としたプログラムです。今回は実際に漁師をされている家島漁業協同組合理事の北脇さんを講師として迎え、普段漁をしている船に乗せてもらい、漁の方法や、どんな魚を獲っているのかをみんなで見学します。
 
家島漁業協同組合 漁師の北脇さん
漁船に乗り込み、出発です
 
 今回見学したのは、カゴ網漁という漁で、決められた位置の海底にカゴを沈めておき、2~3日に一度引き上げて魚を獲る漁です。カゴに空いている穴は、はいった魚が出られないような構造になっています。
 
実際にカゴ網に入っていた魚。小さい魚は逃がします
 今回の漁では、以下のような海の生き物を見ることができました。
・アイゴ、アコウ、アナゴ、イシダイ、オコゼ、カサゴ、マダイ、マダコ、メバル等
 
 陸に戻ってからは、実際にどんな魚なのか、どういう形をしているのかなどをプールで観察しました。
 
プールに獲れた魚などを放します
魚をつかめた!これは…メバルかな?
タコをつかもうとして、腕をつかまれちゃった

 イベント終了後に書いてもらったアンケ―トには、「家島の海には色んな魚がいることが分かった」「季節ごとに魚の獲れる種類が違うのでまたしたい」「国立公園でもある瀬戸内海を大切にして、ごみを捨てないようにしたい」等の感想をいただきました。普段体験できないことができ、良い経験になってくれたみたいです。参加した子ども達が海や自然環境について考えてもらえるようなきっかけになると嬉しいですね。
 
みんなで記念撮影 お疲れ様でした