
アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
鳥の巣半島観察会~里山と里海のつながり~開催!(前編)
2025年11月25日
田辺
みなさま、こんにちは。
吉野熊野国立公園田辺管理官事務所の戸口です。
秋は「みのり」の季節。…となると、ここ紀南でも、10月中は休日・平日問わず、毎日のようにどこかしこでお祭りの祭囃子が聞こえ、恵みへの感謝がささげられていました。今後も、日本古来の伝統が受け継がれ、地域の文化が時代に応じた方法で伝承されますように。
吉野熊野国立公園田辺管理官事務所の戸口です。
秋は「みのり」の季節。…となると、ここ紀南でも、10月中は休日・平日問わず、毎日のようにどこかしこでお祭りの祭囃子が聞こえ、恵みへの感謝がささげられていました。今後も、日本古来の伝統が受け継がれ、地域の文化が時代に応じた方法で伝承されますように。
さて、今回は、前回にお知らせした田辺市鳥の巣半島でのイベントを実施しましたので、その内容をご報告したいと思います。
当日朝までの天気予報では、少し雨が降る予報になっていたため、心配していたのですが、受付開始前に少し降ったものの、参加者のみなさんが集まるころには雨はすっかり上がり、開会式をすることができました。
当日朝までの天気予報では、少し雨が降る予報になっていたため、心配していたのですが、受付開始前に少し降ったものの、参加者のみなさんが集まるころには雨はすっかり上がり、開会式をすることができました。
開会式後、内之浦親水公園で見られる生物を観察しながら鳥の巣半島を目指しました。鳥の巣半島の途中から、国立公園エリアに入ります。このころにはすっかり晴れてきました。
一つ目の観察エリアは、遠浅で泥質の入江で、靴が沈む感覚を感じてもらえる干潮時の干潟を歩きました。干潟にはたくさんに生物がみられ、これらの中には、泥に含まれる有機物を食べることで、水をきれいにしているものもいます。
また、後ろ足がヒレのようになっているタイワンガザミを講師に見せてもらうと、参加者の中には自分も捕まえてみたい!と格闘していていました。
一つ目の観察エリアは、遠浅で泥質の入江で、靴が沈む感覚を感じてもらえる干潮時の干潟を歩きました。干潟にはたくさんに生物がみられ、これらの中には、泥に含まれる有機物を食べることで、水をきれいにしているものもいます。
また、後ろ足がヒレのようになっているタイワンガザミを講師に見せてもらうと、参加者の中には自分も捕まえてみたい!と格闘していていました。
二つ目の観察エリアは、岩礁部分で、ところどころにタイドプールあります。ここではまず、水のきらいなアラレタマキビガイの観察をしました。
また、岩礁には場所によって生痕化石という化石を見ることが出来ました。
※生痕化石…昔、浅い海で生物が巣などを作って生活していたあとが化石になったもの。
※生痕化石…昔、浅い海で生物が巣などを作って生活していたあとが化石になったもの。
しばらくそれぞれ興味の赴くままに観察し、おもしろいもの・不思議なものを見つけては、講師にそれが何なのかを聞いていました。
ここで昼食タイム。晴れて暑くなっていたので、めいめいに日陰を見つけて、心地よい風に吹かれながらの昼食となりました。中には、日向ではありましたが、ちょうどぴったりのテーブルになる場所を見つけて食事を楽しむ子も。観察時に見つけていて、お気に入りの場所で食事したかったとのことでした。一段と特別な気分で楽しいお昼ご飯になりましたね。
ここで昼食タイム。晴れて暑くなっていたので、めいめいに日陰を見つけて、心地よい風に吹かれながらの昼食となりました。中には、日向ではありましたが、ちょうどぴったりのテーブルになる場所を見つけて食事を楽しむ子も。観察時に見つけていて、お気に入りの場所で食事したかったとのことでした。一段と特別な気分で楽しいお昼ご飯になりましたね。
さて、イベントの後半は次回の「鳥の巣半島観察会~里山と里海のつながり~開催!(後編)」に続きます。