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近畿環境局

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

PV交流会を実施しました!

2026年10月30日
吉野 橋本 隼AR
みなさん、こんにちは
吉野管理官事務所の橋本です。

先日、大台ヶ原にて中部地方にある白山国立公園のPVと大台PVで交流会を実施しました。

まず、PVとは「パークボランティア」の略称です。国立公園において、自然観察会等の解説活動や美化清掃など、自然保護や環境保全に関する普及啓発活動を自発的に協力していただく、環境省に登録されたボランティアで私たちと共に国立公園の豊かな自然を守り、魅力を伝える活動を行っています。
交流会では、活動の違いや共通点を知り、他地域での工夫や取り組みを学ぶことで、今後のPV活動の充実につなげることを目的に、前年度に大台PVが白山を訪れ今年度は白山PVのみなさまに大台ヶ原までお越しいただき、1泊2日で利用調整地区にあたる西大台と東大台で実施しました。

~利用調整地区とは?~

利用調整地区とは国立公園の中でも将来にわたり良好な自然環境を保持し、より質の高い自然体験の場を提供する区域のことで、定められたルールや1日の立ち入り人数などが決められており、事前に入山申請を行うことで入山することができます。
詳しくはこちらをご覧ください。

~1日目は西大台をご案内~

利用調整地区にあたる西大台ではブナやミズナラなどの広葉樹とトウヒやウラジロモミなどの針葉樹が混生する樹林帯歩きに苔に覆われた倒木や岩など雨の多い大台ならではの豊かな植生を観察することができます。
また、シカによる食害から植生を守るために設置された防鹿柵の中に入ることができるエリアもあり、保護された植生の様子を観察することができます。
苔を観察している様子
「みんなで苔を観察」
高山植物や花が多くみられる白山とは標高や植生、地形などの自然環境が大きく異なる大台ヶ原で特に苔に関心を持たれ、多雨・多湿な西大台を満喫していただきました。

~2日目は東大台へ~

予定では東大台で白山PVと共に登山道補修にご協力いただく予定でしたがあいにくの天気となってしまい補修作業は中止となりました。
雨の中登山している様子
「真っ白な景色を楽しんで」
雨に見舞われることの多い大台ヶ原ということで、小雨が降り続き、真っ白の世界でしたが白山PVの方々には「心の目」で絶景を満喫していただきました。
オオダイガハラサンショウオの写真
「初めましてオオダイガハラサンショウオさん」
そして下山途中、「オオダイガハラサンショウオ」に出会うことができました!
「オオダイガハラサンショウオ」は奈良県などで天然記念物に指定されており、環境省レッドリストでは絶滅危惧種Ⅱ類に分類されている貴重な生き物です。
私自身もはじめての出会いで白山PVのビギナーズラックと大台ヶ原からのプレゼントで導かれたのかもしれません。
意見交換中の様子
「これからの活動に向けての意見交換」
今回の交流を通して、活動場所が異なっていても外来種やシカ対策などの共通の課題や今後の活動に生かせる工夫を学ぶことができました。
今回得た気づきをこれからのPV活動に生かせていけたらなと思います。