
アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
鳥取砂丘のハマウツボとの再会
2026年08月12日
浦富
こんにちは。浦富自然保護官事務所の堀田です。
みなさんは、ハマウツボを、ご存じですか。
ハマウツボは、ヨモギ属のうち特にカワラヨモギに寄生する一年草です。私自身約20年前に鳥取砂丘に関わる仕事をするようになって知った植物で、ある解説書には、「砂丘地では、カワラヨモギに寄生する…。」と解説されていましたがなかなか実物を目にすることはできませんでした。当時、関心のある観光客の方からも砂丘内を探したけど見つかりませんでしたが、どこに行けば見ることができますか。など、尋ねられることが多くありましたが、その時は、いわゆる国立公園区域内の鳥取砂丘では、自分たちも見つけることができません。とお答えするばかりでした。
そのころ、たまたま国立公園区域の西端に接する鳥取大学乾燥地研究センター敷地に調査に入ったときに初めてきれいに花を咲かせているハマウツボを見つけたことを記憶しています。
今年の5月下旬に、ビジターセンターのガイドスタッフから「今年は、ハマウツボの花が早くから咲いている。」との情報をいただき、さっそく現地確認に出かけてみました。普段観光客の方があまり歩かれることのない区域で、砂丘植物たちものびのびと成育していました。様子を観察しながら進んでいると、最初に目に飛び込んできたのはハマボウフウの群落でした。
みなさんは、ハマウツボを、ご存じですか。
ハマウツボは、ヨモギ属のうち特にカワラヨモギに寄生する一年草です。私自身約20年前に鳥取砂丘に関わる仕事をするようになって知った植物で、ある解説書には、「砂丘地では、カワラヨモギに寄生する…。」と解説されていましたがなかなか実物を目にすることはできませんでした。当時、関心のある観光客の方からも砂丘内を探したけど見つかりませんでしたが、どこに行けば見ることができますか。など、尋ねられることが多くありましたが、その時は、いわゆる国立公園区域内の鳥取砂丘では、自分たちも見つけることができません。とお答えするばかりでした。
そのころ、たまたま国立公園区域の西端に接する鳥取大学乾燥地研究センター敷地に調査に入ったときに初めてきれいに花を咲かせているハマウツボを見つけたことを記憶しています。
今年の5月下旬に、ビジターセンターのガイドスタッフから「今年は、ハマウツボの花が早くから咲いている。」との情報をいただき、さっそく現地確認に出かけてみました。普段観光客の方があまり歩かれることのない区域で、砂丘植物たちものびのびと成育していました。様子を観察しながら進んでいると、最初に目に飛び込んできたのはハマボウフウの群落でした。
以前は、珍しかったハマボウフウの大きな株、小さな株が数多く広い範囲に生育していました。その中にはまだ花芽やつぼみが立っていてドーム状に拡がっていないものもあり、これらもあまり目にすることがない様子でした。
ハマボウフウは、ドーム状の形を保ちながら白い花から赤みを帯びていき、そしてタネを落とすまで長い期間その変化を観察することができます。さらに西向きに進んでいくとカワラヨモギも目立つようになり、期待しながら観察しましたが、すぐにハマウツボは見つかりませんでした。そのうちに以前多く見つかったところより東側のずいぶん手前でハマウツボを発見することができました。
しかし、すでに花は、枯れはじめたものや枯れているものがほとんどで残念でした。花期は、5月下旬から7月と聞いていましたが、これも温暖化の影響でしょうか。今回の調査では国立公園区域内でハマウツボが数多く見つかり、以前確認していた区域から移動していることもわかりました。今後は、国立公園内の砂丘地ではほとんど見かけることはありません。ではなく国立公園区域の西端の海浜近くで観察できます。と説明を改めなければと思った次第です。
帰路では、風食でできた砂の壁に虫たちの巣穴を見かけたり、ウスバカゲロウの幼虫(アリジゴク)らしき虫が、ほぼ垂直の砂壁をよじ登っているところに遭遇したり新たな発見もありました。
帰路では、風食でできた砂の壁に虫たちの巣穴を見かけたり、ウスバカゲロウの幼虫(アリジゴク)らしき虫が、ほぼ垂直の砂壁をよじ登っているところに遭遇したり新たな発見もありました。
このように鳥取砂丘では景観ばかりではなく、足元を見れば生き物たちの生活を観察することもできます。ぜひ、皆様も鳥取砂丘ビジターセンターや鳥取砂丘フィールドハウスでハマウツボの生育区域など砂丘の旬の情報を聞いてからゆっくりと砂丘散策を楽しんでいただくことで、新たな砂丘の魅力を見つけてください。