
アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
和歌山県田辺市 高尾山巡視での出会い ♪
2026年07月31日
田辺
みなさま、こんにちは。吉野熊野国立公園 田辺管理官事務の戸口です。
日本では「酷暑」という新たな天気区分用語が生まれ、すでに初めての酷暑日が記録されました。交わす挨拶にも、「暑い」では足りず、「暑すぎる」など、変わってきているようにも感じます。
そんななか、熊本県を中心とする地域で発生した大地震の被害をお受けになられた方々に、これ以上被害が拡大することなく、皆様が一日も早く安心して過ごせる日常を取り戻されますこと心からお見舞い申し上げ、早期復興を願っています。
日本では「酷暑」という新たな天気区分用語が生まれ、すでに初めての酷暑日が記録されました。交わす挨拶にも、「暑い」では足りず、「暑すぎる」など、変わってきているようにも感じます。
そんななか、熊本県を中心とする地域で発生した大地震の被害をお受けになられた方々に、これ以上被害が拡大することなく、皆様が一日も早く安心して過ごせる日常を取り戻されますこと心からお見舞い申し上げ、早期復興を願っています。
さて、先日、吉野熊野国立公園の高尾山へ眺望確認の巡視に行ってきました。その際にいくつかの出会いがありましたので、ご紹介したいと思います。
高尾山は田辺市を代表する山の一つで、標高は606mあります。沿岸部の田辺市内の小・中学校では定番の遠足先となっており、地域の方々に親しまれている山の一つです。
高尾山の吉野熊野国立公園区域は、西谷に位置する奇絶峡(地元では「きぜっきょう」と親しみこめて呼ばれている)から山頂まで続く近畿自然歩道を中心とした区域となっています。この登山ルートは、スタート直後から急登が続き、尾根に達すると心地よい傾斜の道が山頂まで続きます。
高尾山は田辺市を代表する山の一つで、標高は606mあります。沿岸部の田辺市内の小・中学校では定番の遠足先となっており、地域の方々に親しまれている山の一つです。
高尾山の吉野熊野国立公園区域は、西谷に位置する奇絶峡(地元では「きぜっきょう」と親しみこめて呼ばれている)から山頂まで続く近畿自然歩道を中心とした区域となっています。この登山ルートは、スタート直後から急登が続き、尾根に達すると心地よい傾斜の道が山頂まで続きます。
奇絶峡のスタート地点では、橋を渡った先にある赤城の滝が出迎えてくれます。この季節は涼を感じられる場所です。
登山道の途中では、崖に刻まれた磨崖仏を拝むことができます。見るたびに、どのようにして造られたのか不思議に感じます。ちなみに、この磨崖仏は奇絶峡沿いから遠景で眺めることもできます。
急登では玉のような汗がしたたり落ちます。給水や塩分補給のための休憩を何度も挟みながら、時折見える景色に一息つき、目の前に現れる生きものを観察しつつ、無理のないペースで登り続けます。
標高は上がっているはずですが、地図上ではなかなか進んでいないように感じます。
標高は上がっているはずですが、地図上ではなかなか進んでいないように感じます。
急登が落ち着き、ようやく稜線に出ました。
稜線では、歩道脇にかぐわしいにおいが少し残る新鮮なふんを発見しました。後で専門家に確認したところ、タヌキのためふんであろうとのことでした。
稜線では、歩道脇にかぐわしいにおいが少し残る新鮮なふんを発見しました。後で専門家に確認したところ、タヌキのためふんであろうとのことでした。
新鮮な獲物には多くのルリセンチコガネや、シデムシが集まっていました。
どんな虫も動物も、自然のサイクルの一部であることを改めて実感します。
どんな虫も動物も、自然のサイクルの一部であることを改めて実感します。
気持ちよく歩きながら山頂まで確認し、その後は来た道を引き返しました。
途中、木陰で風の通る場所を見つけて一休み。
稜線は緑のトンネルとなっていて、吹き抜ける風がとても心地よく感じられました。
往路で苦労した急登は、復路では急な下りになります。下りが不得意な私は、滑らないよう細心の注意を払いながら下山しました。
膝が笑いそうになるほど下り続けた頃、尾が美しいブルーのトカゲに出会いました。
往路で苦労した急登は、復路では急な下りになります。下りが不得意な私は、滑らないよう細心の注意を払いながら下山しました。
膝が笑いそうになるほど下り続けた頃、尾が美しいブルーのトカゲに出会いました。
和歌山県は興味深い地域で、東日本側から分布を広げた生きものと、西日本側から分布を広げた生きものの生息域が重なる場所でもあります。私が知る限りでもそのような種はアマガエルやモグラなど複数あり、トカゲもその一つです。この高尾山で見られるのは、ヒガシニホントカゲになります。
急な下りを終え、奇絶峡の川沿いを歩いていると、とても美しい音色に導かれるように、赤城の滝で、チェリスト崎元蘭奈さんとヴァイオリニスト柴田夏未さんのお二人に出会いました。
お二人は演奏のお仕事の帰りに足を延ばしてこの場所を訪れ、モミジなどの緑に囲まれた赤城の滝の自然美と神秘的な空間に魅了され、「ぜひここで演奏したい」と思われたそうです。
偶然その場に居合わせた他の来訪者も思わず足を止め、登山を終えて疲れていた私も含め、その時間、その空間はお二人の美しい音色によって別世界のような雰囲気に包まれていました。私自身も心身が癒やされ、大きな活力をいただきました。
急な下りを終え、奇絶峡の川沿いを歩いていると、とても美しい音色に導かれるように、赤城の滝で、チェリスト崎元蘭奈さんとヴァイオリニスト柴田夏未さんのお二人に出会いました。
お二人は演奏のお仕事の帰りに足を延ばしてこの場所を訪れ、モミジなどの緑に囲まれた赤城の滝の自然美と神秘的な空間に魅了され、「ぜひここで演奏したい」と思われたそうです。
偶然その場に居合わせた他の来訪者も思わず足を止め、登山を終えて疲れていた私も含め、その時間、その空間はお二人の美しい音色によって別世界のような雰囲気に包まれていました。私自身も心身が癒やされ、大きな活力をいただきました。
夏山の自然の中で、たくさんの出会いがありました。最後の出会いは本当に偶然の幸運でした♪ 素敵な演奏をありがとうございました。
吉野熊野国立公園の夏山は、木陰と風が心地よい季節です。
酷暑が深まる時期ではありますが、体調を万全に整えたうえで、みなさんも夏山や涼を感じられる滝などの水辺へ出かけてみてはいかがでしょうか。
もちろん、熱中症対策は万全に。
思いがけない出会いがあるかもしれません。
吉野熊野国立公園の夏山は、木陰と風が心地よい季節です。
酷暑が深まる時期ではありますが、体調を万全に整えたうえで、みなさんも夏山や涼を感じられる滝などの水辺へ出かけてみてはいかがでしょうか。
もちろん、熱中症対策は万全に。
思いがけない出会いがあるかもしれません。