アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
こうべ森の文化祭2021 in 再度公園
2021年10月26日皆さんこんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。
季節外れの暑さがやっと過ぎたと思えば、急に寒くなってびっくりしました。過ごしやすい秋はいったいどこに行ってしまったのでしょうか。急激な気温の変化に六甲山の木々達も驚いているのか、色づいている木々はほとんど見受けられず、紅葉の見ごろまではもうしばらく時間がかかりそうです。
さて、そんな六甲山地・再度山頂上の北に位置する再度公園にて、10月24日(日)に神戸市主催のイベント「こうべ森の文化祭2021」が開催され、我々も参加してきましたので、その様子をご紹介いたします。
こうべ森の文化祭は、六甲山緑化百周年を記念して、2002年からスタートしており、六甲山をフィールドに活動している団体が各々ブースを出展し、参加者に活動を紹介するパネルの展示や、ワークショップや自然体験ゲーム等を楽しんでもらうイベントで、神戸自然保護官事務所も毎年参加しています。昨年はコロナ禍の影響を受け中止しておりましたので、今年は2年ぶりの開催となりました。
【公園内に様々なブースが出現し、パネル展示や体験プログラムが催されました】
我々の神戸自然保護官事務所のブースではカミツキガメ・ブラックバス等の剥製展示や外来種・国立公園を紹介するパネルの展示を行いました。
コロナ禍ということもあり、なかなか大々的にPRを行っていなかった今回のイベントでしたが、ご家族連れで来ていただいた方や、登山中にふらっと訪れてくれる方など、たくさんの方に参加いただきました。子どもはカミツキガメ・ブラックバスの剥製に興味津々です。他にもスタンプラリー用の国立公園クイズで子どもから大人まで、みんなで盛り上がりました。
イベントが開催されたここ再度公園は瀬戸内海国立公園の六甲地域にもふくまれる都市公園で、休みの日は自然を満喫できる公園として、家族連れやハイカーで賑わいます。公園内にある修法ヶ原池は、秋が深まると真っ赤な紅葉が映り込む紅葉の名所としても有名です。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
【紅葉の様子(過去に撮影したもの。今年の紅葉が待ち遠しいですね)】