アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
不動七重ノ滝、in下北山村
2021年01月25日
吉野
皆さまこんにちは。吉野管理官事務所の早川です。
先日、下北山村の前鬼川沿いにある遊歩道(不動七重ノ滝(ふどうななえのたき))の巡視を行いました。不動七重ノ滝は、その名の通り7段の滝になり、総落差は160メートルを越えると言われており、日本の滝100選にも選ばれております。
元々、前鬼川の上流は大峰奥駈道に繋がる場所になり、不動七重ノ滝は修験者たちの秘密の行場として使われていました。前鬼川(ぜんきがわ)という名前は、奈良時代に修験道の開祖と呼ばれる役行者(えんのぎょうじゃ)の従者(前鬼)が住み着いた場所の由来から名付けられたと言われています。
遊歩道沿いには、青く透き通った前鬼川の美しい水が流れています。別名(前鬼ブルー)とも言われています。
(前鬼川)
展望台からの不動七重ノ滝は、7段の滝の中でも一番大きな3段目を間近に見ることができます。細い落ち口から一気に落ちていく大迫力な眺望が広がります。3段目だけでも落差80メートルもあると言われています。
(不動七重ノ滝)
遊歩道の途中からは急階段になるので、登山に適した服装が必要となります。