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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

「よしくまアドベンチャーin天神崎でシュノーケル!」を開催しました

2019年09月09日
吉野熊野国立公園 中村千佳子

 こんにちは、田辺管理官事務所の中村です。夏休みが終わり子ども達の声が聞こえなくなった海水浴場は、なんだか少し寂しいような気もしますが、私にとっては、これからがスキューバダイビングで海中観察する絶好のシーズンとなるので、田辺周辺のどの海へ潜りに行こうかと今からわくわくしているところです。

 さて、8月26日(月)に田辺市の天神崎周辺の海域にて令和元年度子どもパークレンジャー事業「よしくまアドベンチャーin天神崎でシュノーケル」を開催しましたのでご報告します。

 当日は県内から30名を超える応募があり、その中から14名の子ども達が参加しました。

 子ども達を海の世界へと案内してくれたのは、日頃から田辺湾でスキューバダイビングのガイドを行っている紀州灘ダイビング組合の皆さんです。まずはウェットスーツの着方やマスクのあわせ方、海中観察時の注意点等を教えてもらい、その後海へ向かいました。

 

海に入る前に事前学習をしました
事前学習

 ウェットスーツを初めて着る子ども達からは「きつい」「暑い」という言葉が聞こえつつも、表情からは早く海に行きたい!という気持ちがでており、私も早く海の中に入ってもらいたい思いになりましたが、そこは安全のため準備を怠らないようにぐっと我慢しました。

 海に到着するとマスクの曇り止めの方法やシュノーケルの水抜きの方法を練習します。

浅場で練習しましたフィンのはきかたを習いました
浅場での練習

 さあ、いよいよグループに分かれて海中観察に出発です。初めは水泳のクロールをするように手を動かして、慣れていない様子の子もいましたが、段々と上手に泳げるようになりました。

 スタッフにナマコを触らせてもらっている子もいました。触った感想を聞くと「初めて触ったけど、柔らかくて気持ち悪かった」と言っていました。

 じっくりと海中観察を行い、ダイビングショップに戻ったら、どんな魚をみたか、図鑑で調べてみたり、スタッフに教えてもらったりしました。

カメラを見つけピースする参加者スタッフに手を繋いでもらいながら泳ぐ参加者
カメラにピース

カメラにピースする参加者スタッフにナマコを手に乗せてもらい感触を確かめる参加者
                       ナマコの感触を確かめる参加者

 子ども達からは、「最初は怖かったけど、スタッフの人が優しく教えてくれて嬉しかった」「サンゴはいないと思ったけど生きているのを見られて嬉しかった」「色んな生き物が見られて楽しかった。また泳ぎたい」等の感想が寄せられました。

 これからも、「地域の宝」である子ども達に、身近な自然について楽しく学びながら、豊かな自然を大切にする気持ちを育てていってもらえると嬉しいです。

海中で見た生きものを調べます集合写真
海中で見た生きものを調べます         集合写真