アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
涼しげよしくま
2018年07月20日夏が来ました。
吉野自然保護官事務所の青谷でございます。
吉野熊野国立公園では、夏の風物詩であるお祭りや花火大会が各地で開催されます。そんな各地のイベント情報がなんと近畿地方環境事務所のホームページで見ることが出来るのです!
URLはhttp://kinki.env.go.jp/to_2018/post_131.htmlで、吉野熊野国立公園のイベントカレンダー(7月-9月)と、山の日イベントカレンダー(7月-9月)をご覧になって、暑さに負けずに、よしくまに遊びに来て下さいな。
とは言え、やっぱり暑いものは暑いのです。連日30℃を越える日が続き、クーラーが効いた場所は楽園のように感じます。また、外に出かけるとしても、海や川など水辺が好まれるのが人の世の常。吉野自然保護事務所管内には、残念ながら海はありませんが川があります。滝もあります。滝の近くに行ったり、川縁を歩いたりするのも、涼しい気持ちになれていいのではないかと思うのです。
ここは下北山前鬼の、垢離取場(こりとりば)(左)と 三重(みかさね)の滝(右)です。修験道の修行場でもあるので、心を静かにして水音を聞きながらひとときの静寂を楽しんでください。
こちらは、天川村の洞川(どろがわ)にあります、かじかの滝付近の風景。この場所には近畿自然歩道が通っており、川沿いを歩くルートもあるので、清涼を感じられるのではないでしょうか。名水百選に選ばれている「ごろごろ水」で喉を潤すのも良いでしょう。
最後は大杉谷。左の写真はシシ淵近辺の滝、右は堂倉滝(どうくらだき)になります。大杉谷は大小様々な滝がありまして、堂倉滝などは吹き付ける水しぶきに涼しさを感じます。道中は難所が多々ありますし、日帰りは難しい場所ではありますが、景色も壮大でありますので、十分な登山経験のある方は、必要な準備と日程を整えた上で、行ってみて下さい。
今回紹介した場所では、川遊びやバーベキューをすることは出来ませんが、吉野熊野国立公園には、川遊びやバーベキューを楽しめる場所はちゃんとあります。アウトドアでアクティビティを楽しむ際は、それが可能かどうかの下調べが重要です。マナーを守って、事故のないよう、楽しい夏の一時を過ごして下さい。