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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

大台ヶ原地区新規パークボランティア養成研修会

2016年07月13日
吉野 井藤大樹

 吉野自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーとして平成284月に着任しました井藤大樹(いとう たいき)と申します。吉野熊野国立公園の大台ヶ原地区に関する情報を発信していきますのでどうぞよろしくお願いします。

 大台ヶ原地区では、国立公園を訪れた利用者の方々に自然の仕組みやおもしろさを知って頂くと共に、その大切さを伝えるために、自然解説や利用マナーの普及、美化清掃などを行うパークボランティア(以下PV)が活動しています。今年度は、6年ぶりにPVを募集し、その養成研修会を611日に開催しましたので、その様子についてお知らせします。

 養成研修会では、環境省レンジャーと現役のパークボランティアが講師となり、午前中はビジターセンターで座学を、午後は東大台の歩道を実際に回り、現地での研修を行いました。座学では、環境省レンジャーが国立公園の仕組みや大台ヶ原地区で実施している自然再生事業などについて解説しました。参加者の皆さんは、メモなどを取りながら熱心に聴いていました。お昼休憩をはさみ、午後からはパークボランティアが大台ヶ原の自然や歩道の整備活動などの作業を解説しました。パークボランティアが野生動植物の写真や足跡見本などの小道具を駆使しながら大台ヶ原の自然について面白く解説するのを、参加者の皆さんは感心した様子で聴いていました。また、研修中に"大台ヶ原"の名を冠するオオダイルリヒラタコメツキを発見し、観察できました。

 

 養成研修会の様子は、テレビや新聞にも取りあげられました。大台ヶ原パークボランティアに新たなメンバーが加わり、これまで以上に活動が盛り上がることを期待しています。