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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

【報告】こうべ森の文化祭2015

2015年11月13日
神戸 高橋明子

 みなさんこんにちは。紅葉が見頃となった神戸からです。通勤途中に電車の窓から見る六甲山は赤や黄色のパッチワーク状になっており、朝日に照らされると一段ときれいです。


 さて、先日告知をしました「こうべ森の文化祭2015」が開催されましたので、その報告をしたいと思います。昨年は濃霧の中での開催でしたが、今年はお天気に恵まれた1日となりました。(ただしかなり寒い日でした...。)六甲山で活動する各団体によるワークショップや物販が行われましたが、リピーターや小さなお子さんも多く、昨年に比べ家族連れが多かったように思います。

【会場の様子】

【神戸自然保護官事務所のブース】


 神戸自然保護官事務所では現在六甲山で問題になっている動物たちの紹介と、葉っぱで絵を描くワークショップを行いました。


 まず、ブースに来た来場者が近寄るのが、兵庫県立人と自然の博物館からお借りした剥製。実物の威力はすごいと実感しました。皆さん記念撮影をされます。剥製で紹介したニホンイノシシ・アライグマ・ヌートリアですが六甲の山中やふもとで見られるようになり問題になっている動物です。特にイノシシは登山客や街中でもスーパーの袋をもった人を襲うといった事故が多発しており、全国的にも珍しく市の条例で餌付け行為が禁止されていたりします。今回は外来生物の脅威とともに、野生生物とどのように付き合っていくべきか、啓発活動を行いました。

            【六甲で問題になっている生物剥製 ワンコも興味深々】


 そしてもう一つ、落ち葉をあつめてお絵かきをしてもらおう!というワークショップです。私達の力が試されたのは、こちらたっだように思います。それは...見本を作らなくてはいけないから!!


 絵心といいますか、芸術的センスが問われる状況に愕然としながらも、なんとか小さなお子さんや、家族連れに参加して楽しんで頂きました。テーマは?と聞くと「風と空!!」と壮大な回答をくれる子がいたり、色とりどりの葉っぱを並べることに集中する子がいたり、それぞれの感性が現れていて、楽しい会話をしながらの1日となりました。

【参加者の写真を撮り忘れたため、AR作品集。 

  ご容赦下さい。。。】

 特に大がかりな道具がなくても、自然に触れ、楽しめるということを感じてもらえれば嬉しいなと思います。11月末までは紅葉も楽しめると思いますので、ぜひ六甲山に足を運んで下さい!