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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

夏本番!!淡路島

2015年06月02日
神戸 高橋明子

いきなり夏本番、といった気温の神戸です。

30℃越えの日が続き、体がついていかず麺類ばかり食べているAR髙橋です。

事務所に冷房が入る日を心待ちにする今日この頃ですが、そんな中淡路島に巡視に行ってきました。

   

淡路島には瀬戸内海国立公園(淡路地域)エリアが9か所あります。

今回は、淡路島の国立公園エリアの魅力を、まとめて一挙に紹介したいと思います! 


   

それぞれの特徴・見どころは・・・・

   

①明石海峡地区

明石海峡の展望地として優れた景観。

明石海峡大橋を見下ろす絶景ポイントがあります。

②常隆寺地区

家島諸島や紀伊半島が展望できる。山頂の常隆寺には県天然記念物のスダジイ・アカガシ群落。

③先山地区

先山は「淡路富士」とも呼ばれ、大阪湾・播磨灘・四国などを望む雄大な展望地。先山頂上付近にある千光寺境内にはスダジイ・アカガシの自然林が残存。

④三熊山地区

三熊山山上には洲本城天守閣があり、紀伊水道の展望地。スダジイの自然林が残存。

⑤由良地区

「淡路橋立」とも呼ばれる成ヶ島、生石公園を中心とする地区。成ヶ島にはハマボウ、ハママツナなどの海浜性希少植生がみられます。

⑥諭鶴羽山地区

諭鶴羽山は淡路島最高峰(608m)で、山頂からの眺望に優れています。スダジイ・アカガシの天然林は県の天然記念物・特定植物群落に選定されています。野鳥やニホンイノシシ・ニホンジカ・ニホンザル等の野生生物の生息地としても知られています。

⑦沼島地区

 

沼島は地質構造が特異であり、島の南側では結晶片岩の海蝕景観が見られます。写真は島のシンボルとなる「神立岩」。(岩の真ん中がハート形になっていることから、パワースポットとしても有名だそうです)また、ウミウの渡来地として県の天然記念物に指定されています。

⑧鳴門海峡地区

鳴門海峡に面する海岸部で海峡と渦潮の格好の展望地。南部の砂浜にはハマゴウ等の海浜性植物が生育しています。

⑨慶野松原地区

延長4.5㎞、幅150mにおよぶ松原で、瀬戸内海の白砂青松の海岸を代表するものになっており、ハマゴウやハマグルマ等の砂丘植物が生育しています。

中心部は国の名勝指定を受けています。

   

ちょっと堅苦しく魅力を紹介しましたが、写真のとおりすばらしい景観はもちろんのこと、

国生み伝説があったりと、歴史ある寺社仏閣も多くあります。

歴史好きやカメラ好きにもおすすめの場所です。

   

そして・・・食の宝庫でもあるんです。

 有名な玉ねぎをはじめ、タイやこれから旬を迎えるハモといった海の幸まで、本当に食べ物がおいしい場所でもあります。海水浴や釣りに適した場所もたくさんありますので、今年の夏休み、どこに行こうかな・・と計画中の方は、ぜひ淡路島の自然を体感して下さい!

   

 昨年、淡路島の南東に浮かぶ島、沼島で子どもパークレンジャー事業を行いましたが、今年もパワーアップした自然体験プログラムをお届けする予定です。内容が決まりましたら、こちらでもお知らせしたいと思いますので、楽しみに待っていて下さい!