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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

子ども自然ふれあいイベント~五感で学ぼう~in沼島

2014年09月05日
神戸
 夏休みも終わり暑さもひと段落といったところですが、
みなさまいかがお過ごしですか?

 イベント前は天候が思わしくないことが多く、いくつかのイベントが中止になったこともあり、天気予報を常にチェックしながらドキドキしているような状態でした。
 そして夏休み最後の土日となったイベント当日、参加者とスタッフの執念に近い?願いが通じたのか天候に恵まれ、沼島での自然体験イベントを開催することが出来ました!!

 ではさっそく、その様子をお届けします。
 参加者は神戸、淡路島、そして地元沼島の小学4~5年生の11名。
 開会式のあと、船で沼島へ向かいました。到着後はすぐに1つ目のプログラム、漁業体験とクルージングです。2隻の船に分かれて乗船し、それぞれ別の場所へ漁に出ました。底引き網で何が獲れるのか待ちきれない様子は、どちらの船も同じだったようです。

【クルージング(上)漁業体験(下)】

 結果は大漁!!優勝力士が持つような立派なタイが何匹も!!その他にもホウボウやウマヅラハギ、アジ、イカ等色々な魚が食べきれないほど獲れ、子どもたちからは歓声が上がっていました。(食べきれなかった魚はお持ち帰り頂きましたが、お迎えに来た親御さんたちからも歓声が上がったことを書き添えます)獲れた魚はすぐに漁師さんが血抜きやうろこ取りを実演してくれました。

【大漁!】

 そして獲れた魚を夕食のおかずにするべく料理体験へ。ここでも漁師さんが講師となり、さばき方を教えて下さいました。子どもたちも真剣に料理に取り組んだ結果、豪華な夕食となりました。

【魚料理体験】

 また、お寺の住職が沼島の成り立ちや神話、地質的特徴など幅広いお話をして下さったり、地元の方から淡路島の特産物、玉ねぎを使った染め物を教わりました。その他にも、釣り体験では見かねた?地元のおじさまが飛び入りで釣り方のコツを教えて下さったりと、沼島の自然だけでなく、そこで暮らす人の知恵や優しさにたくさん触れることが出来たのではないかと思います。

【玉ねぎ染め(左)貝を使ったクラフト(右)】


【釣り体験(上)住職のお話(左下)
 アクティブレンジャーの解説(右下)】

 私からは沼島が瀬戸内海国立公園に指定されていることや、国立公園の目的などをお話しましたが、この2日間の体験を通して生物や自然と人との関わりなどに、さらに興味を持ってもらえると嬉しいなと思います。またこういったイベントを計画していきたいと思います。今回ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました!

【楽しい思い出がたくさんできました】