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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

神戸管内 名所めぐり(?)

2014年02月27日
神戸
ここ数年のうちに溜まった神戸事務所管内の写真を整理したりバックアップをとったりしています、神戸自然保護官事務所の多賀です。皆様はこまめに写真などのデータを整理整頓される方でしょうか。

神戸自然保護官事務所のアクティブレンジャーも私でかれこれ4代目ですが、先代達の残した写真などを整理していると、はっとするような風景から珍妙な動物が写っているものまで、多様な写真が保存されていたりします。せっかくなので神戸事務所の管内紹介がてらにここで一挙公開しましょう☆

先ずは事務所から一番近場の六甲山系。
摩耶山の掬星台は夜景で有名ですね。紅葉の時期の再度公園(ふたたびこうえん)もまた美しいです。この公園は国の名勝地にも指定されており、特に修法ヶ原(しおがはら)の紅葉はおススメです。
人の作り出した光景と打って変わって印象的なのが蓬莱峡バッドランドでしょうか。時とともに風化がすすみ荒々しく削られた岩場の風景が眼前に広がります。


瀬戸内海を望む風景はやはり西播地域からが綺麗ですね。こちらたつの市の新舞子浜は遠浅の海岸で、干潟の生き物が多く見られます。春は潮干狩り、夏は海水浴、冬は日の出の撮影と、ほぼ年中人が訪れる隠れ人気スポットです。相生湾を見下ろす万葉の岬からは、沖に浮かぶ家島諸島も眼前に広がり、パノラマ景色に圧倒されます。


最後に淡路地域の風景をご紹介と思っていたのですが、なんだかエライものが出てきたので代わりにこちらを紹介。

はい、どーん。



なんでしょうね、このしっぽからヒレまでは分かるのに肝心の頭がどうなっているのか分からなくて、もどかしい気持ち。やたらヒレが多いのでアンコウとかオコゼにアタリをつけて検索し、これでもないあれでもないとモニタとにらめっこしていましたが、「ハナオコゼ」ではないかとの結論にいたりました。流れ藻の中に棲息しているとのことで、体中が藻っぽい保護色になっているのも、ずいぶんと藻のような突起物がついているのもうなずけます。泳ぎは下手だそうです。確かにこの数のヒレがあったら泳ぎにくいでしょうね。

じつはもう一匹謎の魚の写真があるのですが、まだ私自身答えが出せていないのでまた別の機会に掲載したいと思います。

今回はここまで、また次回もよろしくおねがいします☆