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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

7月の天川村

2013年07月11日
吉野
みなさん、こんにちは!

先日、クワガタを見ました。
クワガタと言えばコナラやクヌギなど樹液の多い木を蹴ってぽたぽたと落として捕まえる方法が一番簡単だと思っています。しかし、樹液の多い木にはスズメバチもたくさんいるので気を付けましょう。
どうも、虫はだいたい大丈夫ですが蜂だけはどうしても怖い杉本です。

先日、天川村へ巡視に出かけてきました。
本日の日記はその時見つけた生き物たちを紹介したいと思います。

まずは、ザトウムシ

ザトウ(座頭)とは江戸期における盲人の階級のひとつであり、広い意味では「目の不自由な」となります。勝新太郎映画の「座頭市」も盲目の侠客が活躍するお話ですよね。
また、ザトウムシの別の名前を「メクラグモ」といいます。
長い足で周囲を警戒しながら歩く様を見て、昔の人がそう名付けたのでしょうね。
実際のところ、視覚はきちんと機能しており座頭でも目暗でもありませんし、そもそもクモですらないんですけどね。
分類的には、ザトウムシ属の仲間になります。

続いて、大量のオタマジャクシ

ウジャウジャ居すぎて、オタマジャクシと認識するまでに少し時間が必要でした。
黒っぽい色をしているので、ヒキガエルの仲間のオタマジャクシのような気もしますし、足が生えているオタマジャクシのサイズからして、カジカガエルの仲間のような気もします。


最後にドクダミ

ドクダミの名前の由来は「毒傷み」から来ているそうで、毒や傷みに効く薬としても使えます。葉から強い匂いを発しますが、熱することで匂いを抑えることができるので、天ぷらやお茶にして飲食されています。

巡視に行くと毎回新たな発見があり、自然の奥深さを感じさせられます。
といったところで今回はここまで。