アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
癒やしの森林
2013年03月27日
吉野
みなさんこんにちは。
奈良県吉野山と長野県高遠城址公園、どちらも「日本一の桜の名所」と銘打たれていますが、このパラドックス(矛盾)を対決させて解決しようという番組が先日放送されていましたね。結果は吉野山がみごと勝利!とても興奮しながら番組を観ていて、興奮を分かち合おうと周りを見渡しましたが誰も居ませんでした・・・どうも、一人暮らしの杉本です。
さてさて、春が近づくにつれて桜の話題で吉野山が盛り上がりを見せていますが、今回の日記は吉野山の桜ではなく、別の自然にスポットライトを当ててみたいと思います。
さっそくですがみなさん「森林セラピー」はご存じでしょうか?
森林を歩いて健康になっちゃいましょう!というアレです。
「森林セラピー」はドイツの「クナイプ療法」というモノから派生したセラピーだそうです。クナイプ療法は「水療法」「運動療法」「植物療法」「秩序療法」「食事療法」の5つの療法を組み合わせて行う療法の事で、森林セラピーはクナイプ療法の内、「水療法」を抜いた4つの療法で構成されています。森林セラピーやクナイプ療法の詳細は調べてみて下さい!
この森林セラピーは生理・心理実験のもと、森林セラピーソサエティによって認定された地域でしか行うことができません。その認定された地域のことを森林セラピー基地と言い、森林セラピー基地は全国で48箇所あります。平成24年に48番目の森林セラピー基地として認定されたのがここ吉野町吉野山です。
吉野町は森林セラピー基地に認定され、その後約1年かけ実施に向けて着々と準備を進めてきました。そして先日、準備も整ったと言うことで、オープンイベントが行われました。森林セラピー基地には森林セラピーロードというコースが設定されており、その中に吉野熊野国立公園内を通るコースもあるので、私もそのイベントに参加してみました。
今回はプレイベントであり、日帰りツアーなど本格的なスタートは今年5月の中旬頃になるそうです。
いきなりですが、イベントでいただいたお弁当です。
昼食のお弁当
今回のイベントは午後からコースを歩いたため、スタート前に昼食をいただきました。とてもおいしかったです。
このお弁当も「セラピー弁当」といい、吉野の食材を極力利用しており、また健康に配慮したメニューとなっておりました。お弁当は全部で3種類あったそうですが、今回いただいたのは、私と保護官とで2種類のお弁当でした。もう一種類がどんなものだったのか気になるところです。
さて今回の森林セラピーで歩いたコースは吉野町の象(きさ)山の近くからハルカノ谷沿いに歩くコースでした。本来なら近鉄吉野駅からスタートし上千本から喜佐谷に入るルートなのですが、今回はプレイベントと言うことでショートコースとなっております。他にも津風呂湖や神仙峡龍門を巡るコースもあります。
この象山というのは、万葉集で山部赤人の歌にも登場しています。
「美吉野の 象山の際(ま)の 木末(こぬれ)には ここだもさわく鳥の声かも」
要約すると、「吉野という地域の象山の端の木の先端(場所の説明を広いところから極小な箇所へと絞っていく技法だそうです)に留まっている鳥の声がなんと賑やかなことでしょう」という意味だそうです。
吉野の自然は昔から多くの人に愛されているのだなぁ~と感じました。
山部赤人の歌碑
また道中で、高滝という高低差約15m(目測)の滝で自然を感じたり、象の小川で瞑想したりと、心身ともに癒やされる内容となっていました。
高滝
みなさんも吉野山の森林で癒やされてみませんか?
といったところで今回はここまで
奈良県吉野山と長野県高遠城址公園、どちらも「日本一の桜の名所」と銘打たれていますが、このパラドックス(矛盾)を対決させて解決しようという番組が先日放送されていましたね。結果は吉野山がみごと勝利!とても興奮しながら番組を観ていて、興奮を分かち合おうと周りを見渡しましたが誰も居ませんでした・・・どうも、一人暮らしの杉本です。
さてさて、春が近づくにつれて桜の話題で吉野山が盛り上がりを見せていますが、今回の日記は吉野山の桜ではなく、別の自然にスポットライトを当ててみたいと思います。
さっそくですがみなさん「森林セラピー」はご存じでしょうか?
森林を歩いて健康になっちゃいましょう!というアレです。
「森林セラピー」はドイツの「クナイプ療法」というモノから派生したセラピーだそうです。クナイプ療法は「水療法」「運動療法」「植物療法」「秩序療法」「食事療法」の5つの療法を組み合わせて行う療法の事で、森林セラピーはクナイプ療法の内、「水療法」を抜いた4つの療法で構成されています。森林セラピーやクナイプ療法の詳細は調べてみて下さい!
この森林セラピーは生理・心理実験のもと、森林セラピーソサエティによって認定された地域でしか行うことができません。その認定された地域のことを森林セラピー基地と言い、森林セラピー基地は全国で48箇所あります。平成24年に48番目の森林セラピー基地として認定されたのがここ吉野町吉野山です。
吉野町は森林セラピー基地に認定され、その後約1年かけ実施に向けて着々と準備を進めてきました。そして先日、準備も整ったと言うことで、オープンイベントが行われました。森林セラピー基地には森林セラピーロードというコースが設定されており、その中に吉野熊野国立公園内を通るコースもあるので、私もそのイベントに参加してみました。
今回はプレイベントであり、日帰りツアーなど本格的なスタートは今年5月の中旬頃になるそうです。
いきなりですが、イベントでいただいたお弁当です。
昼食のお弁当
今回のイベントは午後からコースを歩いたため、スタート前に昼食をいただきました。とてもおいしかったです。
このお弁当も「セラピー弁当」といい、吉野の食材を極力利用しており、また健康に配慮したメニューとなっておりました。お弁当は全部で3種類あったそうですが、今回いただいたのは、私と保護官とで2種類のお弁当でした。もう一種類がどんなものだったのか気になるところです。
さて今回の森林セラピーで歩いたコースは吉野町の象(きさ)山の近くからハルカノ谷沿いに歩くコースでした。本来なら近鉄吉野駅からスタートし上千本から喜佐谷に入るルートなのですが、今回はプレイベントと言うことでショートコースとなっております。他にも津風呂湖や神仙峡龍門を巡るコースもあります。
この象山というのは、万葉集で山部赤人の歌にも登場しています。
「美吉野の 象山の際(ま)の 木末(こぬれ)には ここだもさわく鳥の声かも」
要約すると、「吉野という地域の象山の端の木の先端(場所の説明を広いところから極小な箇所へと絞っていく技法だそうです)に留まっている鳥の声がなんと賑やかなことでしょう」という意味だそうです。
吉野の自然は昔から多くの人に愛されているのだなぁ~と感じました。
山部赤人の歌碑
また道中で、高滝という高低差約15m(目測)の滝で自然を感じたり、象の小川で瞑想したりと、心身ともに癒やされる内容となっていました。
高滝
みなさんも吉野山の森林で癒やされてみませんか?
といったところで今回はここまで