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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

和佐又山スノーシューツアー 1日目

2013年02月21日
吉野
みなさん、こんにちは!

暦の上ではもうとっくに春なのに、なかなか暖かくなる気配はなく、吉野では昨日も雪が降りました。山の上部はうっすら雪化粧を纏いキレイなのですが、ふもとはというと路肩にちょこーっと積もるだけでした。どうせ降るなら雪遊びができるぐらい降って欲しいと思っている吉野自然保護官事務所の杉本です。

せっかく寒いのだからもっと雪を堪能したい!というわけで、2月16~17日にやまとびとツアーが主催する『冬の上北山村を満喫!和佐又山スノーシューツアー』にガイドとして参加し、雪をおもいっきり堪能してきました。

和佐又口から和佐又ヒュッテ(※山小屋のことをドイツ語でヒュッテという)を目指して1時間程度林道を歩きます。標高が高くなるにつれ雪の量が増えていくので「登ってるな!」という実感が沸きますね。


ふもと(標高840mぐらい)では積もってなかった雪もヒュッテ近く(標高1100mぐらい)になると積もってます。


ヒュッテで昼食のカレーをいただき、その後スノーシューを履き和佐又山へと向かいました。天候に恵まれ心地よく登山することができました。
しかし、山頂付近から急に風が強くなり始め、山頂に到着した頃にはご覧の様子。


写真上:雪原に向かっていく姿、なんかかっこいいですね。
写真中:途中出会ったコゲラちゃん
写真下:和佐又山頂から大普賢岳(写ってない)方向を撮影


ヒュッテ帰着後にお客さんは温泉へ。一方アクティブレンジャーは夕方の勉強会に向け準備をいそいそ(空いた時間にソリを満喫していたことは内緒の話)。

夕方からは、自然と歴史勉強会ということで、地元ガイドさんから大峯奥駈道を語る上で外せない密教の話を軸にいろいろな説話を聞きました。途中冗談も交えつつとてもおもしろい話を聞けました。
大峯奥駈道についても知識が深まりましたし、講演のノウハウも盗めそうな技術がちらりほらりで、とても勉強になりました。

おもしろい話の後でプレッシャーを感じつつ、私達からも「国立公園における環境省の取組とその中でアクティブレンジャーが何をしているか」について、お話させていただきました。みなさん熱心に聞いて下さったので、とても話しやすかったです。


写真上:大峯奥駈道に関する説話中
写真下:コードの都合上、座って説明するアクティブレンジャー(私)

おもしろかった、分かりやすかった等の感想もいただき、うれしい限りです。反省点としては質問時間を設けてもよかったかな?と。またこういった機会があれば取り入れていきたいですね。

そんなこんなで、1日目は無事に終わりました。


次回、2日目のリポートは2月28日公開予定の小川ARの日記で。
皆さんお楽しみに~

といったところで今回はここまで。