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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

山の形

2012年11月09日
吉野
皆さん、こんにちは!
いやー、すっかり寒くなりましたね。毎朝おふとんから出るのが辛い季節がやってまいりました。I love おふとん、杉本です。

さて、私たちがいつも歩き回っている吉野熊野国立公園ですが、この公園の特徴と言えば、紀伊山地の美しい山々の稜線があります。
「いまさら なんやねん。」と聞こえてきそうですが、今更的なことを書くのには訳があります。
というのも、普段、巡視等で山の中を歩き回っているので、山々の遠景を見ることってなかなかないんですね。「木を見て森を見ず」ならぬ、「森を見て山を見ず」状態でした。

ということで、吉野熊野国立公園の中の山を遠くから眺めたらどんな形なのか、今回の日記でいくつか紹介したいと思います。

大普賢岳・小普賢岳・日本岳

和佐又山からの撮影です。写真内で一番高い山が大普賢岳で、少し手前の丸く尖った山が小普賢岳です。そしてその手前の横に長い山が日本岳になります。見所は小普賢岳の丸みですかね。なんとも愛らしいです。

大台ヶ原と大蛇嵓

続きましては、大台ヶ原の牛石ヶ原と大蛇嵓です。
又剱(またつるぎ)山からの撮影。
写真右側上部が牛石ヶ原で、中央やや左が大蛇嵓と不動返し嵓です。大蛇嵓から見る不動返し嵓は蛇の頭の形に見えるのですが、又剱山からではよーく探さないと見つかりません。写真を撮影した当時に一緒にいた方々も一生懸命探していました。

行者還岳

最後は行者還岳です。上北山村散切り林道から撮影です。
大峯奥駈道を切り開いた役行者(えんのぎょうじゃ)様も登らずに還ってしまったことから、行者還岳と名前が付きました。
遠くから見ると、なるほど納得がいく傾斜ですね。今は梯子などが設置されていますので登ることが可能です。

この山の形シリーズは、なかなかおもしろいと思っているので、別の山でも書くかもしれません。

といったところで今回はここまで。