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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

夏だっ!海だっ!この夏最後の観察会だっ!!

2012年08月31日
神戸
とうとう夏休みも終わりですね。巷では既に登校日を迎えた学校もあるそうで。
そんな時の流れに抗うかのように真夏日の観察会に昨日行ってまいりました。
神戸自然保護官事務所の多賀です。

日記のタイトル、今夏のシリーズタイトルとして最後まで使うことにしました。
開き直った?いえいえ、そんなことはありませんよ。そんなことは。

さて、今回は離島です!響きがいいですよね。無人島とか離島とか。
無人島でサバイバルできる自信はあまりない都会育ちの私ですが、無人島に行けば行ったで、いかに真水や食糧を確保するかについて妄想したりします。

今回行った離島はたつの市の南に位置する「沖の唐荷島」と「中の唐荷島」です。
その名の通り唐からの船が荷を下ろしに来たといういわれのある島だそうです。




この2つの島は近接しておりまして、干潮時には歩いて渡れます。
そんな陸続きになる島も、満潮になれば大人でも泳がなければ渡れないほどになるわけですから、潮の満ち引きというのはスケールの大きい変化ですよね。
ということで、今回は潮の満ち引きの原理を知り、実際に満ち引きを見て体験しようというイベントが、あいおい播磨灘の里海づくり協議会とB&Gあいおい海洋クラブ様によって実施されました☆


まずは沖の唐荷島に上陸し、西はりま天文台の先生に潮の満ち引きについての話を聞いたり、磯の生き物などを観察したりしました。

そして子供達も待望の干潮。
沖の唐荷島と中の唐荷島を往復します。

みんなで並んで・・・中の唐荷島へ向かってスタート!



なぜ並んでスタートしたかといいますと、沖の唐荷島から中の唐荷島までの距離を歩数で推測する実験もしていたのです。聞けば、この島での観察会は今年で3回目だそうですが、前の2回は島に行く途中で数え忘れたり、危うく満ち潮の影響で沖の唐荷島に戻れなくなりそうになったりと、なかなか歩数を確認できなかったのだとか。

途中でムラサキウニを獲得



で、結局歩数はどうなったのか・・・?
残念ながら私は、岩場&海水上でカメラを死守すべく、歩くことそのものに集中していたため、歩数まではとても数えている余裕がなかったです・・・。

子どもたちが数えていた歩数はいくつだったのでしょうね。

それでは皆様、また次回まで!