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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

裏話・・・的な。

2012年03月16日
神戸
さて、私にとってはAR日記2回目ですね。
新鮮なことがありすぎて危うく書き忘・・・もとい、書くことが一杯で何から始めたものやら迷います。

前回は淡水の生き物の話をしましたので、今回は海の生き物の話にしましょうか。

先日、神戸市立須磨海浜水族園で「大阪湾フォーラム」が開催されまして、後学のために私も行ってまいりました。
様々な方々が、大阪湾のために多種多様な環境保全活動や自然とのふれあい活動を行っておりまして、実に頭の下がる思いでした・・・が、気持ちを切り替えて!

なんと運よくその日は水族園の裏側見学ツアーに参加させていただいたのです☆
舞台の裏とか普段見えない部分ってなぜかすごく見てみたくなりますよねぇ。
というわけでホイホイついて行って・・・




こんなどっかの研究所みたいなシーンや、




そんなにデカくならんでもええやん・・・な感じのイセエビ(?)さんも拝見させていただきました。エビやカニなんかの甲殻類ってのは大人になっても脱皮の度に大きくなり続けるそうで。そりゃぁ飼育環境バッチリの水族館ならこれだけ立派にもなるのでしょうね。

そういえば皆さん、水族館の生物ってどこから来ているかご存知でしょうか?
実は私、今回のイベントに参加するまで漠然と「遠い昔にどっかの誰かが捕まえた野生の海洋生物を、またどっかの水族館とか海洋生物好きの誰かが繁殖を成功させて、で、増えすぎたら別の水族館に渡したりしているのだろうなぁ」と思っておりました。

現実は妄想よりも奇なり、なんちて。

聞くところによれば、なんと瀬戸内海で一般的に見つかる生物であれば水族園のスタッフが自ら採取しに行ったりするそうです!
(※良い子も悪い子も普通の子もそれ以外の子も大人の人も、絶対マネしないでくださいね。)
そうして採取した生物をいろんな工夫と努力で育てて、私たちが水槽越しに見学できるようにしてくださっているのですねぇ。

・・・なんでしょう、アクティブ・レンジャーなのにこの敗北感。
水族園の皆様の方が野性味あふれる毎日を送っておられる気が・・・
いやいや、着任1ヶ月ちょいで挫けてなるものですかっ!

次は動物園の裏側見学ツアーに参加する方法を考えるとしましょう!

それでは皆様、また次回の日記までごきげんよう!