アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
六甲全山縦走 前編【イベント】
2011年11月21日
神戸
みなさんこんにちは。
11月13日に神戸市主催の「2011KOBE六甲全山縦走」が開催されました。
このイベントは六甲全山、つまり須磨から宝塚までの計56kmを一日で歩く、というイベントです。フルマラソンより長い過酷なこのイベントですが、参加チケットは発売からわずか2時間程度で完売してしまったそうです。
そのイベントの模様と、参加した私の奮闘も合わせて前・後編の2回に分けてお伝えします。
朝5時半、出発地点の須磨浦公園には受け付け待ちの長蛇の列ができています。これからどのような一日になるのか、心配と興奮が入り交じった独特の雰囲気に包まれていました。
私は朝5時45分に出発地点をスタートしました。
まだ辺りは暗く、ヘッドライトを点けながらのスタートです。
スタート地点の行列そのままに、鉢伏山(はちぶせやま)を通過します。まだまだスタートの興奮が冷めやらぬまま、ざわざわとした雰囲気のまま旗振山(はたふりやま)から鉄拐山(てっかいさん)を通過します。
鉄拐山を通過すると、今までの山道ではなく住宅地を抜ける一般の道路をしばらく歩きます。
住宅地を抜け、横尾山(よこおさん)の入り口に着くと長蛇の列。3歩進んでは止まり、また3歩進んでは止まり、またまた3歩進んでは止まり・・・の繰り返しです。なぜこんなに渋滞しているのかというと、全山縦走で最も危険ともいわれる「須磨アルプス」が待ち構えているからでした。
写真のように、馬の背になった須磨アルプスはとても危険で歩きにくい場所でしたが、壮大な景色に思わず見とれてしまいました。
この日、私の体調は絶好調で、ここまで渋滞のせいもありましたが一回も休憩することなく歩きました。この調子なら全然余裕だな、と思っていました。
高取山(たかとりやま)からは先ほど登った須磨アルプスが見えました。小さく見える人の列が動いているのを確認することができました。私の前にも渋滞ができていましたが、まだまだ後ろにも人がいると思うと少し安心しました。
ようやく菊水山(きくすいやま)のふもとに着いたのは午前10時。山頂まではまだまだ渋滞です。菊水山の頂上に着いた時にはすでに11時を回っていました。当初計画していたペースよりもだいぶ遅くなってしまいました。
須磨アルプスを通過した際には余裕だった私の足も、徐々に違和感を感じるようになってきました。いやいや、気のせい気のせい!と自分に言い聞かせながらまだまだ軽快な足取りで菊水山を下ります。
しかしそこはやはり六甲全山縦走。余裕だな、と思った自分の愚かさを知ることになろうとは・・・。
次回、六甲全山縦走後編をお楽しみに☆
11月13日に神戸市主催の「2011KOBE六甲全山縦走」が開催されました。
このイベントは六甲全山、つまり須磨から宝塚までの計56kmを一日で歩く、というイベントです。フルマラソンより長い過酷なこのイベントですが、参加チケットは発売からわずか2時間程度で完売してしまったそうです。
そのイベントの模様と、参加した私の奮闘も合わせて前・後編の2回に分けてお伝えします。
朝5時半、出発地点の須磨浦公園には受け付け待ちの長蛇の列ができています。これからどのような一日になるのか、心配と興奮が入り交じった独特の雰囲気に包まれていました。
私は朝5時45分に出発地点をスタートしました。
まだ辺りは暗く、ヘッドライトを点けながらのスタートです。
スタート地点の行列そのままに、鉢伏山(はちぶせやま)を通過します。まだまだスタートの興奮が冷めやらぬまま、ざわざわとした雰囲気のまま旗振山(はたふりやま)から鉄拐山(てっかいさん)を通過します。
鉄拐山を通過すると、今までの山道ではなく住宅地を抜ける一般の道路をしばらく歩きます。
住宅地を抜け、横尾山(よこおさん)の入り口に着くと長蛇の列。3歩進んでは止まり、また3歩進んでは止まり、またまた3歩進んでは止まり・・・の繰り返しです。なぜこんなに渋滞しているのかというと、全山縦走で最も危険ともいわれる「須磨アルプス」が待ち構えているからでした。
写真のように、馬の背になった須磨アルプスはとても危険で歩きにくい場所でしたが、壮大な景色に思わず見とれてしまいました。
この日、私の体調は絶好調で、ここまで渋滞のせいもありましたが一回も休憩することなく歩きました。この調子なら全然余裕だな、と思っていました。
高取山(たかとりやま)からは先ほど登った須磨アルプスが見えました。小さく見える人の列が動いているのを確認することができました。私の前にも渋滞ができていましたが、まだまだ後ろにも人がいると思うと少し安心しました。
ようやく菊水山(きくすいやま)のふもとに着いたのは午前10時。山頂まではまだまだ渋滞です。菊水山の頂上に着いた時にはすでに11時を回っていました。当初計画していたペースよりもだいぶ遅くなってしまいました。
須磨アルプスを通過した際には余裕だった私の足も、徐々に違和感を感じるようになってきました。いやいや、気のせい気のせい!と自分に言い聞かせながらまだまだ軽快な足取りで菊水山を下ります。
しかしそこはやはり六甲全山縦走。余裕だな、と思った自分の愚かさを知ることになろうとは・・・。
次回、六甲全山縦走後編をお楽しみに☆