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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

こうべ森の文化祭2011【イベント】

2011年11月10日
神戸
11月3日(木・祝)は「こうべ森の文化祭2011」が開催されました。
今日は当日の様子をお伝えしようと思います☆

朝8時半頃から各団体が各ブースの準備に取り掛かり、10時から開会式です。



この日は少し曇り空でしたが雨も降らず、例年より暖かい陽気の中だったこともあり、約1000人の人が集まりました。

環境省は講師として来て頂いた大阪教育大学の仲矢先生と一緒に、午前午後1回ずつの計2回「葉っぱを使った大実験」を行いました。
実験の流れを簡単に説明すると、葉っぱを取ってきて乳鉢ですり潰し、葉っぱの中の色素を取り出して、その色素をろ紙に付けて展開していくという実験です。




修法ヶ原池の周りを歩き、植物観察などを行いながら葉っぱを集めます。途中、国立公園のお話や普段行っている業務内容の説明なども行いました。
ついつい話に花が咲き、20分で一周してくる予定が、30分以上かかってしまいました。



葉っぱをすり潰す作業は力がいるので小さい子には大変かなぁ、と思っていたのですが、そこはお父さんの見せ所☆結構難しい実験なのですが、小さいお子さんもしっかり実験ができていてびっくりしました。
葉っぱの緑色の秘密や、紅葉する仕組みなどなど、少々難しい話でしたが、仲矢先生のわかりやすい解説のおかげで理解してもらえたようです。

今回は事前申し込みだけでなく、当日の飛び込み参加の方も多く、にぎやかな雰囲気になりました。本来、高校生が行うこの実験を、色々な年代の方と、しかも屋外でやるという未知の挑戦でしたが、無事に怪我等の事故もなく終えることができました。

昨年の観察会では、山のベテランさん達に満足いただけないこともありましたが、今回最後に取ったアンケートによると、満足していただけたコメントが数多くあり、昨年の反省が活かせたイベントとなったように思います。

綺麗に色づいた紅葉に感動する子供たちを見て一句できました。

「紅葉狩り いつしか気持ちも 高揚し 紅葉狩りより 笑顔狩りかな」


最後になりましたが、ご協力いただきました関係団体の皆様や大阪教育大学の仲矢先生のおかげでイベントを成功することができました。本当にありがとうございました。
今後も一風変わったイベントを開催して、多くの方の興味が自然に向くように努力していこうと思います。