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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

ゴミ清掃研修【その他】

2011年05月20日
神戸
みなさんこんにちは。連日の良い天気のおかげで日に焼け過ぎてしまい、5月中だと言うのに2回も皮が剥けてしまいました。私はメラニンの数が多いせいか、すぐに色黒になります。メラニンは褐色の色素なのですが、日光に含まれる紫外線を吸収して無害化してくれると言われています。色白の方はこのメラニンが少ないので、特に日焼けには気を付けたいですね。

さて、先日は淡路島の由良にある「成ヶ島(なるがしま)」「生石公園(おいしこうえん)」で、漂着ゴミの清掃を行いながら、施設の整備状況の確認や地元の方々との意見交換等を目的とする所内研修が行われました。この研修には環境省近畿地方環境事務所から8人、環境省神戸自然保護官事務所から2人、きんき環境館から1人の計11人が参加しました。

午前中は「成ヶ島」の漂着ゴミ清掃を、海岸付近を中心に約2時間行いました。



拾ったゴミの量は、可燃物が19袋(90L)、不燃物が6袋(30L)でした。
以前の日記でも書きましたが、ペットボトル・弁当の容器・ゴルフボール・車のタイヤ等々、色々な種類のゴミがありました。(【成ヶ島クリーン作戦】の日記はこちら→http://kinki.env.go.jp/blog/2011/01/20/index.html)

お昼には東屋(あずまや)に集まり、地元の「国立公園成ヶ島を美しくする会(成美会)」の方々と、毎月ボランティアで行って頂いている清掃活動の状況や課題について意見交換を行いました。



長年ゴミ清掃をしていると、その年ごとに漂着してくるペットボトルの種類を見て「数年前はスポーツドリンクが人気だったが、今年はお茶が人気だな。」というように、その年に流行った飲み物がわかるのだとか☆

午後は「生石公園」に移動し、引き続きゴミ清掃と整備状況の確認を行いました。



一日ゴミ袋を持ちながらゴミ拾いを行ってみると、何十年も前に捨てられたような空き缶から最近のペットボトルまで、本当に様々なゴミが落ちています。地元の方が「ゴミ問題は人間の生活を止めない限りずっと付きまとう問題だ。」とおっしゃっていましたが、自然環境を維持していく上でゴミ清掃活動は永遠に続けていかなければならない活動です。
近畿地方環境事務所の職員は直接地元の方々と接する機会がないため、普段なかなか聴く事の出来ない苦労話や今後の課題等を聴く事ができました。
「成ヶ島」や「生石公園」の自然環境が良好に保たれているのも地元の方々の協力があってこそ、ということを改めて実感する研修となりました。
今までも巡視中にゴミが落ちていた場合は拾うように心がけていましたが、今後も注意して巡視を行いたいと思います。