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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

生首!?【その他】

2011年02月25日
神戸
 





・・・な、なんだこれ!?まるで金剛力士像のようなこの顔は一体なんなんだ??

六甲山トンネル南口付近の巡視途中に、高さ約3mの場所に設置されている木でできた顔を発見しました。よく見ると口に穴が開いています。ローマにある「真実の口」は、偽りの心を持った者が口の中に手を入れると抜けなくなるといいますが、これは真実の口六甲山バージョンなのでしょうか。しかし設置されている所が高すぎて、手が口まで届きません。
うーん、何の目的で付けたんだろう。みなさんはこの顔が何だかわかりますか?



不気味だなぁ、と思いながらふと周りを見渡してみました。するとまた妙な物を発見しました。



もう分かりましたよね☆そうです、巣箱だったんです!
この場所は、神戸市と神戸市道路公社が行っている「デザイン都市・神戸」の取り組みの一環として実施している作品の一つで「バード・シティ」と名付けられています。「バード・シティ」は六甲山に生息する多様な鳥たちの為の小さなミニチュアの町で、愛らしい鳥たちを介して六甲山の豊かな自然と生態系を象徴するとともに、その尊さを個人個人が親しみを持って感じ取り、環境へのさりげない啓発のシンボルになる事を目指しているそうです。
巣箱の中を覗くことが出来ないので、近寄って耳を澄ましてみたのですが、残念ながら鳥の鳴き声はしませんでした。
次回の巡視の時に、あの生首の口に吸い込まれていく鳥が確認できたら報告したいと思います!!

(神戸市の行っている「デザイン都市・神戸」に関する情報はこちら→http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/design/)