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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

冬の「六甲山子どもパークレンジャーを目指そう!」【イベント】

2011年02月04日
神戸
みなさんこんにちは。

今日は、1月30日(日)に神戸市立六甲山小学校で開催された【2011年冬の「六甲山子どもパークレンジャーを目指そう!」】の模様をお伝えします。

この「六甲山子どもパークレンジャーを目指そう!」は、子ども達が六甲山の自然に親しみを持ち、楽しく学ぼう!というのが目的です。
今回は参加者39名が [A:子どもパークレンジャーコース] [B:ファミリーコース]と2つのコースに分かれ、午前午後の2部構成で行われました。

Aコースは小学校3年生以上を対象としたコースで、自然観察を通じて生き物の事を学ぶ環境学習がメインテーマです。
一方Bコースは年齢制限がなく、主に冬の六甲山を体験して、自然の楽しさや素晴らしさを体感するというのが目的です。なんと4歳の女の子も参加してくれました。


[10:00]
六甲山小学校の体育館で開会式が行われ、講師の先生の紹介とプログラムの説明が行われました。

[10:20]
いよいよ外に出てプログラム開始です。マイナス6度という気温の中、子どもたちは元気いっぱいに外に飛び出して行きます。




先生「なぜウツギの枝の中は空洞なのか分かるかな?」

子ども達「わかりませ~ん!なんで??」

先生「ウツギは枝の中身を作るエネルギーを節約して、その分を枝を伸ばす方に使って早く成長する作戦をとっているんだよ。ちなみにウツギを漢字で書くと、空(から)の木と書いて空木と書きます。」

子ども達「へぇ~!!」

[12:30]
体育館に戻ってきて昼食です。
【アケビグループ】の皆さんが作ってくださった豚汁も頂きました。
とても美味しかったです☆ご馳走様でした!

[13:15]
午後のプログラムの開始です。
お腹一杯で眠い目をこすりながらも、一生懸命先生の話を聞きながらメモを取っています。



先生が持ってきてくれた幼虫を観察したり、ほだ木の中の幼虫を掘り出して、冬の生き物の姿も観察しました。
「幼虫気持ち悪~い・・・」と言いつつも、首を伸ばして覗く子ども達。初めて見る幼虫はちょっと気持ち悪いけどついつい見たくなってしまう気持ち、懐かしいです。

[15:30]
閉会式で各班一人ずつ今日の感想を発表して終了となりました。



一日参加してみて、子ども達が本当に楽しそうに笑うのが印象的でした。
現代の子どもは昔に比べて外で遊ばなくなった、ゲームばかりしている、というような声を聞きますが、それは身近な遊び道具が【自然】から【ゲーム】になってしまったからで、現代の子ども達も自然の中にいれば楽しそうに遊ぶんです。普通に生活していると、なかなか自然の中で遊ぶ機会は少ないかと思いますが、実際に自然の中に入れば、色々な事を感じ、多くの事を学ぶ事が出来ます。
今後もこのような貴重な経験の出来るイベントが続き、また、多くの人に参加してもらって、自然の良さを知ってもらえたら嬉しいです。皆さんの周りでもこのようなイベントがあったら是非参加してみてくださいね☆

子ども達にとって自然をもっと身近なものにして、楽しさや素晴らしさを知ってもらうために、自分に何が出来るのかを模索していこうと思います!