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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

トウヒの子供たち【植物】

2010年12月13日
吉野
 今年の秋、大台ヶ原に植えられたトウヒ(マツの仲間の針葉樹)の苗は、今どうしているでしょうか?
(なんの話?と思われた方は以前の日記http://kinki.env.go.jp/blog/2010/11/1149.html
をご覧ください)

 現在の状況はこちら!


 植えたトウヒ苗の周辺の土が、白い霜で覆われています。寒そう~~!

 写真は、苗の育成のために土の踏み固めをしている最中です。
トウヒの苗が植えられてから、このように根元の土を踏み固める作業が何度か行われています。
なぜかというと・・・



 苗が風に揺さぶられて根元の土に隙間ができています。土を踏んで隙間を埋めないと、苗がグラグラして倒れてしまうかもしれません。



 山の上ではもうりっぱな霜柱ができています。

 苗が植えられた場所の標高はおよそ1680メートル。トウヒは標高1500メートルくらいから上に見られる寒さに適応した木だそうですが、それでも氷つくような気温の中で立っている苗を見ると「春までがんばれ~!」と思わずにはいられません。

★大台ヶ原ドライブウェイ冬期通行止め期間★
平成22年12月1日(水)午後3時 ~ 平成23年4月21日(木)午後3時まで
大台ヶ原山上駐車場へ続く大台ヶ原ドライブウェイ(大台ヶ原公園川上線)は、上記期間中は冬期閉鎖のため通行止めとなります。