アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
ハンター・ナガレヒキガエル【動物】
2010年09月16日
吉野
大台ヶ原の顔とも言うべき生き物のひとつに、この日記でも何度かご紹介しているヒキガエルの仲間「ナガレヒキガエル」がいます。ふてぶてしい顔つきに、堂々とした態度を見せるこの、愛称「ナガレ」さんには、私の他にも多くのファンがいます。
時は夜の大台ヶ原。普段はなかなか見れないナガレさんの姿を、観察することができました。
電気の灯りに集まる虫たちを狙いに来ていたナガレさん。どんなふうに虫を食べるのか、パークボランティアさんとしばらく観察・・・。
暗がりの中でも、どうやら「視線に入る動くもの」に過敏に反応するようです。
↓画像クリックで拡大
逆に動かないと無反応。頭の上に虫が落ちてきているのに・・・。
虫が動き出すと、じっとその目標を見定め、「構え」の姿勢を取ります。
あまりに速すぎて撮影できませんでしたが、この後、長~い舌をペロッ!と出して虫を口に入れました。
こんなふうにして次々と虫を食べていましたが、なんとここで大変な事が起こりました。近くにいた体長5センチほどの大きなヒゲナガカミキリの動きに、反応したのです。
私とパークボランティアさんは思わず息を呑みました。
予感は的中し、カミキリムシにとびついた!
撮影:大台ヶ原地区パークボランティア 鈴木さん
獲物が大きすぎてひょっとして口が痛い?なんともいえない表情をしています。口の中に入りきらないためか、吐き出しては、食いつき、吐き出してはまた食いつき・・・を繰り返し、結局カミキリムシには逃げられてしまいました。
人間以外の生き物たちの目の見え方の違いには、様々な説があります。ナガレヒキガエルは、動くものと、その距離感を的確に感知しているようでした。その目には、いったいどんな景色が広がっているのか、想像が膨らみます。
時は夜の大台ヶ原。普段はなかなか見れないナガレさんの姿を、観察することができました。
電気の灯りに集まる虫たちを狙いに来ていたナガレさん。どんなふうに虫を食べるのか、パークボランティアさんとしばらく観察・・・。
暗がりの中でも、どうやら「視線に入る動くもの」に過敏に反応するようです。
↓画像クリックで拡大
逆に動かないと無反応。頭の上に虫が落ちてきているのに・・・。
虫が動き出すと、じっとその目標を見定め、「構え」の姿勢を取ります。
あまりに速すぎて撮影できませんでしたが、この後、長~い舌をペロッ!と出して虫を口に入れました。
こんなふうにして次々と虫を食べていましたが、なんとここで大変な事が起こりました。近くにいた体長5センチほどの大きなヒゲナガカミキリの動きに、反応したのです。
私とパークボランティアさんは思わず息を呑みました。
予感は的中し、カミキリムシにとびついた!
撮影:大台ヶ原地区パークボランティア 鈴木さん
獲物が大きすぎてひょっとして口が痛い?なんともいえない表情をしています。口の中に入りきらないためか、吐き出しては、食いつき、吐き出してはまた食いつき・・・を繰り返し、結局カミキリムシには逃げられてしまいました。
人間以外の生き物たちの目の見え方の違いには、様々な説があります。ナガレヒキガエルは、動くものと、その距離感を的確に感知しているようでした。その目には、いったいどんな景色が広がっているのか、想像が膨らみます。