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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

冬の準備? 【その他】【植物】

2009年11月02日
吉野
 皆さん、こんにちは。
今週に入ってから、また一段と寒くなりましたね。皆さん、体調には十分気を付けてくださいね。

 さて今回は、山の景色の変化についてお伝えしたいと思います。
9月18日に撮影した写真(※)では、木々が青々と茂り、「紅葉はまだだな」と思える風景ですが・・・
※大峯の秋 【植物】【その他】をご参照ください。
http://kinki.env.go.jp/blog/2009/09/25/index.html

何と!約1ヶ月後の10月29日の写真では、木々が葉を落とし始め、秋の終わりを感じさせる風景に変貌していました。この1ヶ月の間、現地に行き、巡視などを行って実際にこの目で見てきた風景なのですが、写真を見比べてみると、「これほど変化しているとは・・・」と思ってしまいました。時が経つのは早いものです・・・

写真:行者還トンネル(西口)の登山口(10月29日撮影)
この写真では冬間近な印象を受けますが、登山口付近ではまだまだ紅葉が楽しめます!

このように、毎回同じ場所で写真撮影を行うことを定点撮影と言い、地形や植生の変化など、国立公園内の環境が変わっていく様(変化が「無い」ことも重要)を皆さんにお伝えしたり、データとして保存しておくことなども、AR(アクティブ・レンジャー)のお仕事の一つです。

また、登山口付近では、リンドウが可愛らしい花を咲かせようと蕾(つぼみ)をたくさん付けていました。ぜひ秋の終わりを彩ってほしいものです。

写真:リンドウ〔リンドウ科〕(10月29日撮影)

※注意※ これからの登山を考えている方は、日の出・日の入り、気温、登山ルート等の情報収集を必ず行い、安全第一でお願いします。