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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

定点写真【その他】

2009年09月07日
吉野
 アクティブ・レンジャー(AR)の仕事のひとつとして、国立公園の魅力を伝える写真を撮影し、AR日記などで掲載しています。その他にも公園内の自然環境の移り変わりも撮影し、記録として残すこともしています。

 大台ヶ原には「正木峠」と呼ばれる、枯れた木が立ち並ぶ風景が印象的な場所があります。枯れた木々はやがて倒れていくのですが、同じ場所を、年月を経て繰り返し撮影(=定点写真)することで、その変化をみることができます。



画像:3年前に撮影された写真(左)と今年撮影した写真(右)。若干角度に違いがありますが、同じ場所で同じ季節に撮ったものです。

 見比べてみると、どうでしょうか。3年の間に、左側の立ち枯れの後の景色が、木が倒れていることで少しスッキリしていませんでしょうか?
 この場所には、昭和30年頃に同じ場所で撮影した写真を載せた看板も設置されています。「百聞は一見にしかず」と言いますが、こうして撮影を続けていくことで目に見える変化を残していければと思います。

※正木峠の変化については大台ヶ原HPをご覧ください。
http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/odai_top.htm
(左メニュー:大台ヶ原自然再生→自然再生に至るまで→大台ヶ原の森林の推移へGO!)