アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
神様トンボ 【動物】
2009年08月14日
吉野
皆さん、こんにちは。
吉野では台風9号が過ぎ去り、ただただ汗が流れる暑い真夏の日差しが照りつけています。皆さん、日射病や熱中症には十分に気を付けてくださいね。
さて今回は、暑さを吹き飛ばすような爽やかな「トンボ」についてご紹介したいと思います。
「トンボ」と言えば、赤トンボを連想する方が多いと思います。しかし、今回の主役は「ハグロトンボ」というトンボです。このトンボは、赤トンボのように素早く長時間飛翔し続けることはなく、ヒラヒラと舞うように飛び、すぐに葉や石の上に止まります。優雅な飛び方から、日本各地で「カミサマトンボ」、「ゴクラクトンボ」、「ホトケトンボ」などの呼び名があるようです。
吉野自然保護官事務所裏の茂みでは、7月頃からどこからともなく現れ、10数頭がヒラヒラと舞っています。「一体どこから…」と思っていたのですが、どうやら事務所のすぐ近くを流れる吉野川から毎年(?)やって来ているようです。
若いハグロトンボ(成虫)は、薄暗い環境を好み、成熟(※)するとまた川辺にもどるようです。
(※)成熟(せいじゅく):成虫になって時間が経ち、交尾ができる状態になること。
写真:ハグロトンボのオス。体の色がとてもキレイ!
ハグロトンボは、水草が生えた緩やかな流れのある川辺で見ることができます。住宅地でも見かけることがあるので、皆さんも探してみてはいかがでしょうか。とても優雅できれいなトンボですよ。
ちなみにトンボは肉食性で、ハエやガ、希にハチなどを食べます。ぜひ、事務所裏でエサをたくさん食べ、元気に吉野川に戻ってほしいと思います。
吉野では台風9号が過ぎ去り、ただただ汗が流れる暑い真夏の日差しが照りつけています。皆さん、日射病や熱中症には十分に気を付けてくださいね。
さて今回は、暑さを吹き飛ばすような爽やかな「トンボ」についてご紹介したいと思います。
「トンボ」と言えば、赤トンボを連想する方が多いと思います。しかし、今回の主役は「ハグロトンボ」というトンボです。このトンボは、赤トンボのように素早く長時間飛翔し続けることはなく、ヒラヒラと舞うように飛び、すぐに葉や石の上に止まります。優雅な飛び方から、日本各地で「カミサマトンボ」、「ゴクラクトンボ」、「ホトケトンボ」などの呼び名があるようです。
吉野自然保護官事務所裏の茂みでは、7月頃からどこからともなく現れ、10数頭がヒラヒラと舞っています。「一体どこから…」と思っていたのですが、どうやら事務所のすぐ近くを流れる吉野川から毎年(?)やって来ているようです。
若いハグロトンボ(成虫)は、薄暗い環境を好み、成熟(※)するとまた川辺にもどるようです。
(※)成熟(せいじゅく):成虫になって時間が経ち、交尾ができる状態になること。
写真:ハグロトンボのオス。体の色がとてもキレイ!
ハグロトンボは、水草が生えた緩やかな流れのある川辺で見ることができます。住宅地でも見かけることがあるので、皆さんも探してみてはいかがでしょうか。とても優雅できれいなトンボですよ。
ちなみにトンボは肉食性で、ハエやガ、希にハチなどを食べます。ぜひ、事務所裏でエサをたくさん食べ、元気に吉野川に戻ってほしいと思います。