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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

大台の朝日

2008年12月24日
吉野
 大台ヶ原には絶景スポットがいくつかあります。今回ご紹介させていただくのは、日出ヶ岳の展望台へ行く手前のテラスです。そこから海(太平洋)までの距離は20キロメートルもありません。なので晴れた日には三重県の尾鷲湾をみることができ、さらに早起きすれば海から昇る朝日を見ることもできます。







写真:11月23日の東大台。(上)早朝6時半頃、テラスで朝日を待つ。右前方に海が見える。(下)昇る朝日。

 ここから見える熊野灘(※)から湿った空気が吹き上がり、屋久島の降水量に匹敵するたくさんの雨(年間降水量4000ミリを超える)を大台ヶ原に降らせています。この場所は時々、真っ白な霧が海のほうから吹き上がってくるのを見ることもでき、その自然の仕組みが垣間見えるようです。
今年は4月からアクティブレンジャーとしてお仕事をさせていただき、いろんな方にたくさん助けていただきました。皆さん、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

※和歌山県南東部および三重県南部の沖合の海域。古来航海の難所。(広辞苑より)

----------大台ヶ原ドライブウェイ閉鎖情報----------
大台ヶ原山上駐車場に続くドライブウェイは冬期閉鎖のため、現在通行止めになっています。来年、平成21年4月21日午後3時より開通する予定です。