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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

実生モニタリング調査

2008年11月07日
吉野
紅葉もピークを終えた大台ヶ原は、とても冷え込みが厳しくなりました。早朝の気温が2度や3度まで下がる日もあり、冬が刻々と近づいて来ているのを感じます。
今日も大台は寒かろう!ということで服を着込んでモコモコになったアクティブレンジャーは、パークボランティアさんと共に実生の調査へ行ってまいりました。
※実生(みしょう):草木がつぎ木、さし木などに頼らず種子から芽を出して生長すること。
大台ヶ原の森を代表するトウヒやウラジロモミの実生(子供たち)の生長過程を記録する調査が、平成16年から毎年パークボランティアさん達の手で行われています。



写真:子供たちの背の高さを測っている様子。



写真:名札をつけた子供。

自然は形を変えるのもので、一年も経つと「あれ?去年ここにいた子供はどこ?」など記録はなかなか大変です。それでも根気強く探すと草の中に埋もれていたりして「あ~よかった!枯れずに生きてた!」と思わず歓声が沸きます。植物たちの生長過程や変化を記録し、結果を見いだす調査には長い時間と根気が必要です。それでも毎年行って下さるボランティアの方々が、今日も眩しく見えた一日でした。