アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
大台の宝石【動物】
2007年10月31日
吉野
こんにちは。昨日今日と秋晴れの暖かい日差しが降り注いでいる吉野です。
近頃、気温が下がり昆虫の活動も目立たなくなってきましたが、先日大台ヶ原で落ち葉の下からきれいな昆虫を見つけました。
オオセンチコガネ(センチコガネ科)(撮影:2007.10.23)
きれいな藍色に光り輝いています。
オオセンチコガネ(撮影:2007.5.23)
こちらは、瑠璃色。大台ヶ原ではこの色の個体がポピュラーでルリセンチコガネと呼ばれています。まるで宝石のようにきれいなのでとても印象に残ります。
同じ種の昆虫ですが、このような色の違いが個体変異としてあるそうです。(紀伊半島では、瑠璃色、関東では赤系統の色が多いそうです。)
このオオセンチコガネは糞や腐肉を餌とする糞虫で、大台ヶ原ではシカの糞を分解している姿をよく見かけます。シカの生息密度の高い地域なので、それだけ糞が多く、このセンチコガネの役割の大きさがわかります。
これから爬虫類、両生類や昆虫など休眠・冬眠の季節に入り、出会いの機会も少なくなりますが、これらの動物も目につかないどこかで体を休めているところを想像すると風景の中に広がりが出てきて面白いかもしれません。
近頃、気温が下がり昆虫の活動も目立たなくなってきましたが、先日大台ヶ原で落ち葉の下からきれいな昆虫を見つけました。
オオセンチコガネ(センチコガネ科)(撮影:2007.10.23)
きれいな藍色に光り輝いています。
オオセンチコガネ(撮影:2007.5.23)
こちらは、瑠璃色。大台ヶ原ではこの色の個体がポピュラーでルリセンチコガネと呼ばれています。まるで宝石のようにきれいなのでとても印象に残ります。
同じ種の昆虫ですが、このような色の違いが個体変異としてあるそうです。(紀伊半島では、瑠璃色、関東では赤系統の色が多いそうです。)
このオオセンチコガネは糞や腐肉を餌とする糞虫で、大台ヶ原ではシカの糞を分解している姿をよく見かけます。シカの生息密度の高い地域なので、それだけ糞が多く、このセンチコガネの役割の大きさがわかります。
これから爬虫類、両生類や昆虫など休眠・冬眠の季節に入り、出会いの機会も少なくなりますが、これらの動物も目につかないどこかで体を休めているところを想像すると風景の中に広がりが出てきて面白いかもしれません。