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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

海からの恵み【気候】

2007年10月29日
吉野

皆さんこんにちは!

先日、熊野アクティブ・レンジャーの鈴木さんから水平線に上る朝日の写真が投稿されたのを見て魂のエナジーが沸き立った吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。

 海に面していない奈良県、その奈良県にある大台ヶ原から水平線から朝日を見ることができます。その輝きは紅葉に負けず劣らず美しく、この日もただただ見入ってしまいました。





写  真:朝日!
撮影場所:日出ヶ岳下のテラス
撮影日時:平成19年10月21日


この日、大台ヶ原地区パークボランティアによる自然観察会が行われました。その観察会の中でボランティアさんから「大台ヶ原は標高が1600m近くあるにもかかわらず海まで15km程しかなく、そのため標高0mの海から湿った浜風がグッとそそり立つ大台ヶ原にぶつかるため年間4000mmもの雨をもたらします。」と解説があり、スタッフとして同行していた木谷も「なるほど!」参加者と一緒に驚いてしまいました。多雨地帯の地形上の特徴を体感することができた瞬間でした。

その雨のおかげで多様な生物が育まれているのですね・・・ と一人で呟きながら地面に生えたキノコをパシャリ ↓





写  真:森の中のキノコ
撮影場所:苔道
撮影日時:平成19年10月21日


森の中ではいたるところで海からの恩恵が見られます。いや大台ヶ原すべてが海からの恩恵で成り立っていると言っても過言ではないかもしれません。嗚呼感謝です。