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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

1月の大峯の気候【気候】

2007年01月31日
吉野
皆さんこんにちは!!
吉野でも暖冬が続きます。温暖化の影響でしょうか?
今朝の新聞には氷河の厚さが薄くなってきている、とズバッと書かれていました。過ごしやすいのはよいのですが不安を感じる吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。

さて大峯の諸地域ではどうでしょうか?
一昨日、天川村にある稲村ヶ岳へ行ってきたので、その時の様子を含め1月の大峯の気候をお伝えしたいと思います。


気候:晴天が続き暖冬、山間部でも雪は非常に少なく、希に降っても日中に解ける。

平均気温:2.2℃(平成18年1月)   場所:上北山村 ※参照:気象庁HP

日の出・日の入り:6 時 56 分・17 時 24 分
    ※山間部なので、日の入りの時刻より早い段階で暗くなる。

服装:雪山の装備が必要




写真:山上ヶ岳に積もる雪
撮影場所:稲村ヶ岳山頂(天川村)
撮影日:平成19年1月29日




撮影場所:稲村ヶ岳避難小屋付近
撮影日:平成19年1月29日
コメント:大自然からの贈り物、霧氷。まるで満開の桜!!




撮影場所:稲村ヶ岳避難小屋付近
撮影日:平成19年1月29日
コメント:日の光と樹氷のコラボレート!
寒いのは苦手やけど、この時ばかりは忘れるわ!




撮影場所:稲村ヶ岳 北斜面
撮影日:平成19年1月29日
コメント:日陰になっているためか雪が多い。



撮影場所:稲村ヶ岳 南斜面
撮影日:平成19年1月29日
コメント:日が良く当たるためか雪がすくない。


 昨年の1月、大峯地域は記録的な大雪でしたが今年はうってかわって記録的な暖冬です。
稲村ヶ岳では積雪はあるものの、例年に比べたらかなり雪は少ないことのこと。どうやら冬らしくない冬のまま大峯の1月が過ぎていきます。


?注意?
大峯のほとんどの登山口はアプローチ林道が冬期閉鎖されているため車両は通行ができません。また、徒歩で行く場合でも積雪や凍結があるため冬の装備や雪山の経験が必要です。