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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

登山者自動カウンター【人】

2006年08月22日
吉野
皆さんこんにちは
吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。

今月の上旬、吉野熊野国立公園管内の大峯山系の主要登山口に登山者自動カウンターを5機設置しました。
今日はその登山者自動カウンターの機能と設置の目的についてお伝えします。



登山者自動カウンターというのは入山者数・下山者数をカウントする機械です。
またこの機械は、カウントのする際に日時や登山者の通った方向を記録することができます。これらの機能によって登山者の動向・利用時期等の傾向を具体的に掴むことができます。

そのカウンターで集められたデータは、国立公園の管理(登山道の整備や維持管理等)をする際の情報として利用します。



いままでは広大な面積の管理ということもあり国立公園利用者数のほとんどは推定でした。未だ大部分の箇所は推定ですが、カウンターを設置することでより正確な値が得られるようになります。それらのデータの蓄積し、少しでも国立公園の管理に反映していければと思っています。



(参考までに)
下の図は大峯山系の来訪者数を推定した図です。


※カウンターの設置は図中の5箇所で、図の全箇所では行われていない。