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近畿地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]

六甲山の夏 イベント情報のお知らせ

2026年06月23日
神戸 中村高也
みなさん、こんにちは。神戸自然保護官事務所の中村です。
近畿地方も6月4日に梅雨入りが発表され、蒸し暑い日が続いております。
そんな暑い中ですが、六甲山ではこの時期ならではの花、アジサイが見ごろを迎えております。
アジサイと、展望台から望む瀬戸内海の景色
【六甲山の展望台から見る瀬戸内海とアジサイ】
登山道と、その道沿いに咲くコアジサイ
【登山道沿いに咲くコアジサイ】
小ぶりなコアジサイの花
【かわいらしい花が特徴】

幻のアジサイ シチダンカ

六甲山とアジサイのエピソードとして、江戸時代に来日した博学者のシーボルトが関係する話があります。シーボルトは当時の日本で多くの動植物を採取しヨーロッパに持ち帰っており、その中には多くのアジサイの仲間も含まれておりました。帰国後、シーボルトが著した「フローラ・ヤポニカ(日本植物誌)」には多くのアジサイの仲間が採録されておりますが、その中に描かれた八重咲のヤマアジサイ「シチダンカ」は、その後長い間日本では見かけられず「幻のアジサイ」といわれておりました。
それから長い年月が経ち、その「シチダンカ」がついに日本で発見されますが、その場所がなんと六甲山でした。1959年に六甲山小学校の職員によって六甲ケーブル付近で発見され、まさに130年ぶりの発見に当時は大きな話題になったようです。その後挿し木によって増やされたシチダンカは、現在は六甲山中の神戸市立森林植物園の園内や、掬星台付近のあじさい池周辺で見ることができますよ。
幻のアジサイ シチダンカ
【幻のアジサイ シチダンカ】

六甲山で鳴くセミは?

梅雨が過ぎて夏が近づいてくると、六甲山ではいたるところでセミの鳴き声が聞こえてきます。標高が高いところでは、ヒグラシの「カナカナ・・・」という鳴き声に混ざって、阪神間では珍しいエゾゼミの鳴く「ギィーーー」という声が聞こえてきます。エゾゼミは普段は背の高い杉や松の木の上にいるのであまり目にすることはありませんが、以前に六甲山ビジターセンターにて開催された環境学習イベント「セミの抜け殻から学ぶ六甲山の自然」に参加した際に、エゾゼミの実物を見せてもらいました。
エゾゼミ(成虫)胸部の黄色い模様が特徴
【エゾゼミ 胸部の黄色い模様が特徴的】
他セミよりエゾゼミの抜け殻が大きい
【抜け殻も他のセミより大きい】

イベント情報のお知らせ

今年の六甲山ビジターセンターでは、夏休みにイベントが盛りだくさん。先ほどお伝えした「セミの抜け殻から学ぶ六甲山の自然」は7月26日(日)に開催、その翌週の8月1日(土)は、環境省 神戸自然保護官事務所と林野庁 兵庫森林管理署が講師を務める「親子で学ぼう!六甲山の自然と木工クラフト」も開催され、私も登壇予定です。
親子で学ぼう!六甲山の自然と木工クラフト 募集チラシ
【イベントチラシ:親子で学ぼう!六甲山の自然と木工クラフト】
参加対象が小学生とその保護者と限定されておりますが、もしご興味ある方がいらっしゃいましたら、ぜひ六甲山ビジターセンターのHPよりお申込みの上、ご参加下さい。今年の夏休みの思い出に、ぜひ六甲山で学んでみませんか。

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