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アクティブ・レンジャー日記 [近畿地区]
鬼の道 【利用・施設】
2006年06月15日
吉野
皆さんこんにちは
吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。
* 危険* この登山道は危険です。
そんな登山道が大峯には数多くあります。奈良県下北山村前鬼、そこから釈迦ヶ岳へと続く山道もその一つ。今日は、そのような危険且つ険しい山道があるということを皆さんに知って頂こうと思います。
現在でも修験道の道として使われているこの山道は、巨木群に包まれ修験に相応しい荘厳な景観を醸し出しています。標高約800m前鬼、地獄とも言うべき登りの始まりです。薄暗い林を汗を拭い歩き、枯れ沢を横切り、ただひたすら山頂を目指します。地面との睨み合いを続けること三時間、ようやく大峯奥駈道に出会います。
一息つくも道のりは遥か彼方。余力も微量で足を進めるほど気が遠のいていきます。
そこから歩くこと一時間半、天空人になれる一瞬がそこには確かにあります。
釈迦ヶ岳山頂(標高1799m)
地獄は帰路(鬼路)にあり!!
疲れ切った足に重い体が嫌と言うほどのし掛かり、膝が発狂し始めます。
魔の二時(PM)、登山中で一番事故の多い時間帯です。転倒、捻挫で足がおぼつかなくなり、滑落という二文字頭をよぎります。
霧の立ちこめる薄暗い林内を一歩一歩確かに下り続けること三時間。
前鬼周辺の巨木群が現れます。その巨木群に励まされながら登山口まで最後の力を振り絞ります。
・・下山・・
八時間という苦行に体中がうなりを挙げ、節々からの悲鳴に三日間泣きます。
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写 真:前鬼付近の石畳
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写 真:林内の景観
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写 真:枯れ沢
コメント:道が不明瞭で危険
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写 真:ひたすら登り
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写 真:木製階段
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写 真:両童子岩
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写 真:スズタケ茂る登山道
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写 真:大峯奥駈道
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写 真:
コメント:稜線の風景
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写 真:釈迦ヶ岳山頂
吉野(大峯地区)アクティブ・レンジャーの木谷です。
* 危険* この登山道は危険です。
そんな登山道が大峯には数多くあります。奈良県下北山村前鬼、そこから釈迦ヶ岳へと続く山道もその一つ。今日は、そのような危険且つ険しい山道があるということを皆さんに知って頂こうと思います。
現在でも修験道の道として使われているこの山道は、巨木群に包まれ修験に相応しい荘厳な景観を醸し出しています。標高約800m前鬼、地獄とも言うべき登りの始まりです。薄暗い林を汗を拭い歩き、枯れ沢を横切り、ただひたすら山頂を目指します。地面との睨み合いを続けること三時間、ようやく大峯奥駈道に出会います。
一息つくも道のりは遥か彼方。余力も微量で足を進めるほど気が遠のいていきます。
そこから歩くこと一時間半、天空人になれる一瞬がそこには確かにあります。
釈迦ヶ岳山頂(標高1799m)
地獄は帰路(鬼路)にあり!!
疲れ切った足に重い体が嫌と言うほどのし掛かり、膝が発狂し始めます。
魔の二時(PM)、登山中で一番事故の多い時間帯です。転倒、捻挫で足がおぼつかなくなり、滑落という二文字頭をよぎります。
霧の立ちこめる薄暗い林内を一歩一歩確かに下り続けること三時間。
前鬼周辺の巨木群が現れます。その巨木群に励まされながら登山口まで最後の力を振り絞ります。
・・下山・・
八時間という苦行に体中がうなりを挙げ、節々からの悲鳴に三日間泣きます。
写 真:前鬼付近の石畳
写 真:林内の景観
写 真:枯れ沢
コメント:道が不明瞭で危険
写 真:ひたすら登り
写 真:木製階段
写 真:両童子岩
写 真:スズタケ茂る登山道
写 真:大峯奥駈道
写 真:
コメント:稜線の風景
写 真:釈迦ヶ岳山頂